言い切ってもよいのじゃないでしょうか。
「野田政権はもちません」
早晩政界再編乃至総辞職を発端とする新政権なる方向出てくるでしょう。
『原発再稼働』で下手を踏んだ事により事実上増税法案の意図なり意味なりを”同じような雰囲気で進んだことだろう”と見透かされてしまい支持率は急落傾向にあります。
(私はあれだけ世論にビビって右往左往していたので、イザとなったら原発再稼働も先送りで逃げに転じる可能性もあると見てましたがもうグズグズですね。←その力も無いのでしょう、)
大阪の橋下氏に絶交の『喧嘩の機会』を与えてしまいました。
小泉政権の”解散カード前夜”のような”機会”を易々と橋下氏に与えてしまった事に政権は気がつていません。
法律的権限がどうこうって事では無いのです(小泉氏に至っては参議院で否決されたものを衆議院解散で喧嘩を買ったわけで脈絡などどうでもいいのです)。
『喧嘩上等』のカードを相手に渡してしまったところで負けなんですから、
仮に私が橋下氏であれば「強引に大飯原発再稼働を進めるのであれば大阪市は筆頭株主として関西電力の社長の首を取る」と宣言します。
同時に社長の首をすげ替えて経産省からただの一人も天下りできないように関西電力に指示するとぶち上げる。大阪市が「モノ言う株主」になる宣言です。
現在橋下氏には先日経産省をクビになった古賀氏がおり、仮の話ですが関西電力社長に古賀氏を推すとなれば「洒落にならない人事」になるでしょう。
この社長更迭案に賛同できない関西の法人には大阪府条例で避難にかかるコストを負担させる増税法案でも出して脅すなり、府民に株主となって共闘することを宣言するなり圧力をかける方法はいくらでもあります。
原発再稼働に反対している近隣の県と共闘すれば(そのエリアが橋下氏が提唱している道州制に近い行政圏となり)その動きは別の意味を持ち、更に面白い喧嘩に持ち込める。
(▲ちなみに私は保守リベラルなので橋下氏は支持できませんが、小泉戦術的に原発シングルイッシューで彼が動くとするなら、「この喧嘩は彼に分がある」と見てます。)
集票マシンだけでなく選挙資金やら地方行政の買収など、
「電力会社は儲かっているから力があるので、原発抜きで関西電力を乗っ取っても意味ないのでは?」と思われるかも知れません。
この場合にも方法はあるんです。
国は今回の再稼働含めて原発には実用性なり合理性があると宣言しているのですから、『相当高値で売れる筈』でしょう。
(いらないってのならば国はやっかいものを地方に押し付けている事になります。この場合にも再稼働の根拠は崩れる。)
そんなに有用性が高いのであれば「使用済み燃料プールのオマケ付き」で大飯原発を経産省に10兆円でも30兆でも買い取らせればいいのです。
必殺技で大阪府の債権を肩代わりさせ、その対価に原発を国に引きとらせるウルトラCもあるかも知れない。
(どっち道将来原発はその使用済み燃料と廃炉のコストで莫大な費用がかかる”不良債権”ですから、関西電力筆頭株主としては高く売れる時に売り抜けした方が得。)
勿論それらの売却費用で大規模な代替エネルギーへのシフトなり「当面の火力発電の燃料費」なりにあてれば電力の確保的にも問題ありません。
■理想を言えば野田政権に大飯原発を再稼働させ、都合よく今年の夏のピークをクリアさせた後ぐらいにストップさせれば(この間反対反対と叫び続ける)更に時間が稼げます。
「原発を国に買い取らせて地方分権の原資とする作戦」
彼は”野田政権の増税法案”にも問題アリと発言していますから(手法や進め方なり)、彼への支持が拡大することで(彼は国政への政党立ち上げていませんから「カラ支持率として支持政党ナシの数字が跳ね上がる」形になりますが)、急速に現政権の支持率は急落します。
麻生政権末期と同等にでもなれば総辞職解散総選挙の可能性すら出てくる。
(勿論野田氏には解散などする力ありませんから総選挙にはならないでしょう、)
上手く立ち回れば橋下氏は「誰一人国政に立候補させる事無く潜在的支持率(見込み国会議員数)により政権と取引できる」わけで、これが一番安上がり。
報道ではあまり深く取り上げられていませんが、
皆さんご存知のように橋下氏は保守政治家です。
橋下氏が仮に国政に打って出る場合それは「保守票キラー」となるので自民党が壊滅的状況に追い込まれる可能性が大。
「潜在的支持率で政権と取引」することは間接的に自民党をも追い込む事になります。
シナリオはここまで大胆では無くても、その機会を易々と橋下氏に与えてしまったのは事実なので「後はどうにでもできる」と考えているでしょう。
※更に言えば、この喧嘩は「仙谷氏・枝野氏・橋下氏」間の弁護士同士の争いなのであって、法廷闘争的な戦いになる可能性もあり大いに盛り上がるでしょう。
何らかの動きは出てきます。
小沢氏も(本来彼はは民主党を壊したく無いのですが)呼応する動きを見せざるを得なくなる可能性あります。騒動は騒動ですが経済はこの動きを歓迎するでしょう。現在の閉塞感から抜け出せるんですから、
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夏前にに景気観測は好転するかもしれません
2012年04月16日
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