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増税と原発再稼働論議

2012年06月14日

マスコミがプレーヤーとして主導する政局ってのも本当に酷いもので、これはブーメランのように支離滅裂な報道続けるマスコミに戻ってくるんでしょうけれど、思うにマスコミの「中の人」この状況を「会社の事だから」であんまり逃げ続けると会社そのものが終わってしまいますよ、本当に。
(昨今は”彼ら”の世論調査ですら報道と世論が乖離しているのに)

大阪の橋下氏の背景は以前説明したとおりで、
(国政への進出というのは半分ブラフであって彼には国政選挙に候補を擁立する資金が無い)
維新政治塾、選挙資金ある915人を正式塾生に
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20120612-OYT1T00068.htm

(つまり自己資金の無い人はNG)
この地盤の弱さが先日の原発再稼働容認として現れたという事です。
喧嘩のタイミング的には関西電力そのものを乗っ取るようなもの言う株主作戦が使えたと思うんですけど、そこまで地元経済界との意思疎通というか政治力が無かった。

既に国政への候補者擁立も腰が引けてきてます、
維新の国政進出に含み=「都」法案成立でも−橋下氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012061400718


というかこの政局は『民主・自民大連立派』の仕掛けですね、
(民主との大連立に積極的な自民党長老派は解散総選挙を望んでいない)
事実上大連立を背景に橋下氏の資金力というか一種の兵糧攻めです(前回の総選挙時に麻生首相がすすめた方向と同じ)、
原発再稼働に見られるようにこの間橋下氏を押し込んで彼の風評人気が醒めるのを待てば(彼らは即時解散を求めていないので)想定している来年の選挙までに各選挙区の情勢は安定すると言うワケで、同時に自民の一部は対立するのではなくて橋下氏の応援を期待するのが本音でしょうから、是非とも大阪都構想には協力しておきたい。
(民主の連立派も橋下氏の応援期待でしょうね、)

一部評論家はこの辺の読みを間違えていて、
小沢氏の思惑を「選挙を先延ばししたい」と判断してますがそれは違うでしょう。
(小沢派の若手議員は「いつ解散しても選挙に弱いのは同じ」です)
むしろ先延ばししたいのは『民主・自民大連立派』と『その容認派』であって、
前述の橋下氏を「やわらかく潰す方向」で、民主分裂とその後の小沢新党を同じように「やわらかく力を削ぐ」方向を狙っているでしょうから、
当事者である小沢氏としては解散が先に伸びる事は必ずしも得策では無い。

ここでブーメランです。
現在進行中の『民主・自民大連立』の本旨は解散総選挙を先延ばししたいというところにあるのであって増税法案の可決「=谷垣執行部はもたない」「=野田政権も9月の代表選で勝ち残れない」事になります。
(財務省とマスコミは大勝利って事なんでしょうけど)
ですから、どうしたって増税法案を可決させ、小沢派の造反と民主党の分裂を織り込まないといけません。
「ところが」
この戦術だと賛成する自民党議員をまとめ切れるのかが怪しい事になります。
谷垣執行部の退陣を交換条件に「解散無しの法案成立」で自民がまとまるのか。
(自民からも法案に反対の造反が出れば小沢派と合わせて法案が可決できない可能性も残ります)

特に自民党参議院をまとめられるのか微妙、
(それもあって先日は元参議院のドン青木氏まで何やら出てきてたぐらいで)
自民党の参議院は執行部人事で大荒れになるほどまとまっていないワケでして、流石に分裂騒ぎにはならないにしてもこれで(実は即時解散は無くてもよい)党内がまとまるのか、かなり微妙です。

■マスコミはその背景(実は即時解散は無くてもよい)で自民党なりを刺激しないように「やれ解散の合意」みたいな報道するでしょうけれど、
勿論これは自民解散派への情報戦であるのと同時に小沢派へのブラフであり、
本音は「解散しない」。
(同時に小沢派の分裂規模の切り崩し)

この空中戦が今後どうなるのかってことでしょうけれど、
小沢派には分裂せず9月の代表選で野田氏を追い落とす(菅氏の時と同じ)のが一番簡単な対応策であり、小沢氏が「離党ありきではない」理由のひとつ。
増税法案が成立しても民主が小沢氏の分裂を織り込めないのであれば、自民連立派は増税法案すらその後の新政権に骨抜きにされかねない。
「ただ解散が遠のいただけ」になります。
自民党内の解散派は、与野党合意に何らかの「解散の担保」を求めるでしょう。
(現在の自民執行部は「解散の担保」を「マニフェスト撤回」により担保しようとしてますがそんなものじゃ解散の担保にもならんでしょう。)

思うに、
「何が合意したのかワケのわからない合意」
(そもそもその合意が有効なのかもよくわからない)
こんな感じに行くんじゃないでしょうか。
拍子抜けで小沢派もそうそう分裂に勢いつかないみたいな。
(野田氏は野田氏でとにかくG20に行きたいってことだろうし)

■「仕掛ける側にもたいした戦略が無い」
(たいした政治家ではない)
こういう結論になるでしょう。
大いに盛り上がりに欠け今回の合意話は政局の山場にもならないと見てます。

ある意味この戦略の無さ、戦術のグズグズさってのは先日の原発再稼働に現れていて(首相の記者会見って何?状態だったですから)、
「やわらかく潰されていく」のは大連立派って流れになるのじゃないかと思います。
(連立派の時間的余裕の無さというか焦っているのは、小沢派分裂の時期が先に伸びてしまうと陸山会公判の控訴棄却なんて話になり裁判で小沢氏の力を削ぐ作戦が時間切れとなる心配があるためと思われですね。)
逆に言えば、
「大連立派は増税にしても原発再稼働にしても一気にここで流れを作らないといけない」
(原発再稼働もグズグズになる可能性まだあります)
そこいら辺が見極めどころでしょう、


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posted by kagewari/iwahara at 21:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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