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震災関連の”ある意味”木造アパート関連のニュース

2012年09月07日

以下の方向性には全く異論が無いのですが木造アパートの今後を考えてみるとちょっと残念です。
不燃化特区 全12地区に 木造住宅密集解消図る
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012083102000110.html

以前から震災関連の被害想定で重要なのは(津波の話はインフラとなるので別問題として)「建築会社が喜びそうな耐震性問題より火災対策である」と話してきましたから上記報道は”全く賢明な判断”であって、この論議は関東大震災後からそうなのであって、日本のRC建築は東京大空襲含む防火対策から始まったと言ってもいいのであり、筋の通った話です。
不動産の経済的背景から見て「都心部には高層RC造」はマストですから都市構造論的にも合致する話ですから残念も何もあるべき方向性であることは間違いありません。

なのですが、
世界的にも異例なぐらい四季が明瞭で梅雨のある日本の気候条件にはダントツで木造家屋の方が居住性が上であり(事実上RCでは外断熱工法ができない)、日本のRCには一部居住性を犠牲にしてもって割り切った判断が背景にあります。
(ベランダバルコニーの設計”ひさしの効果”で断熱性の弱点を調整しているとこあるかもしれない。)
さて、日本に合った建築である木造アパートは今後レアな存在になっていくことになるのでしょう。

災害時の延焼の心配もそれこそ上記政策により徐々にですが解決の方向行くでしょう、部屋探しの時には「マンションマスト」では無く、木造アパートにも優れたものが多いですから候補に加えていただきたいところです。
ざっくりとした印象として木造アパートの弱点は遮音ぐらいなものですが、ここもケースバイケースですね。遮音の問題から引っ越しを検討されている問い合わの圧倒的多数が『現在もマンションの場合』であり、体感される内容と期待のギャップもあると思いますが木造アパートだから近隣騒音問題が起きやすいとは言い切れないのも確かでしょう。
(騒音問題は遮音性能に対する各戸の共通認識が一番重要でもあるのですし)

そこで木造アパートならではの特徴をいくつか挙げておきますと、
「風通しがいい」
「DKが多い」(ストゥディオタイプが少ない←古いのにはあり)
「マンションより広い」(床面積の計算方法の違いから)
「高性能2×4だと断熱性でマンションより有利」
「B・T別が多い(建築様式的に日本建築が主)」
「探せば畳の部屋もまだまだある」
「維持管理コストがマンションより安価なのでリフォームで更新される設備などが下手なマンションより豪華な場合も珍しくない」
「低層なので1・2階しかない(ここはある意味現代的には弱点かもですが)」
「ワンフロア占有タイプは”雰囲気がほとんど一戸建て”の場合が多い(←戸建賃貸よりテイストが戸建っぽいもの多数)」
「木造モルタルは高級2×4に負けるが、リアルウッド系の高級家具は木造モルタルの方が似合う(賃料が安くても本質的高級感が劣る事は無い)」
▲「単純比較はできないが変則レイアウト設計の部屋は下手なRCより遮音性が高い場合も珍しくない」(←ここは事前に担保することはできない特徴ですが結果論的にそういう部屋があるのは事実ですね)
「外出が簡単」(一概に防犯上の弱点にはなりません←詳しくは次回レポートします)「自転車なども適当に置ける」
「賃料が安い」
「排管などの問題も築年数などから心配することがほとんど無い(延長が短い)」
「各方面から風評を集めてみるとやはり軽量鉄骨より木造のが上位である」

キャラ的に「そう考えてみると私は木造アパートのが好きかも」な人もいると思うんですよね。地方都市では尚更木造アパート少なくなっている現状、東京賃貸の木造アパートは日本建築が多いという意味でも貴重な存在になっていくのかもしれません。


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posted by kagewari/iwahara at 19:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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