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『フリーエコノミー』の理解がなにやかにやの鍵になってきている

2013年02月20日

頻繁に且つしつこく紹介しておりますが、
JASRACは(無料で盛んに新譜紹介をやっていた)日本のJAZZ喫茶を潰し、東芝EMIが潰れちゃうみたいなトンデモをやらかし、この辺にビビったのか日本の『音楽ダウンロードサイト』はまったく使えずに、ごっそりアップルに持っていかれました。←これは同時に音楽再生プレーヤーのハード生産メーカーにも打撃を与え(実は日本の市場は世界的に大きな存在だったのに)、CD販売という形すら怪しくなってます。
あれこれ論議のあったPCとネット環境の”アレ”ですが、例えばゲーマーと呼ばれる人たちは惜しげもなく高価なグラフィックボードを購入しますし、米本国DELLにおいてはゲーム用ノートというハイエンドモデルがあったりします。←出すところには金は出すワケですよ。
液晶モニターの高精細化により「なんとかこんとかブルーレイも軌道に乗り(それでも私は”ファイルがデカ過ぎ”は問題多いと思ってます)」この辺は昔々のソニーの業務用ディスプレイとAV時代(アダルトじゃありませんよ今や死語のオーディオビジュアルのAVです)のような関係性が成立している。
※ちなみにゲームマシンユーザは高価なメカニカルキーボードユーザーでもある。←下手したらキーボード一台で中古のマシンが買える。

購入の意味づけというか”使いどころ”があれば、そこに需要は生まれます。
ところが著作権やら知的所有権の”乱用”は、この使いどころをネグってしまうワケでありまして、誰もね一度も使った事のない道楽をあえてやってみようなんて思いません。ソフトにおける体験版じゃありませんが、使い始めるストーリーも込みの企画性が無いとどうにもならんのです。
この点冒頭紹介のJAZZ喫茶は新譜購入だけでなく、往年の名盤への購入であり、高性能再生機器への需要まで(喫茶で一度体験しているのですから)呼び起こす存在でした。←これを潰すとかどんだけトンチンカンなんだか、、
 ↑
時代的にもちょうどこの辺の時期から「天気店からバラコン売り場が消えた」。

一個前のエントリーで書いたタブレットのところでちらっと触れましたが、クラウド時代だからこそ特殊な機能を発揮したかもしれないファイル交換ソフトは、日本におけるWinny開発者の逮捕とかもうね、、何がしたいのかわからない事による結果「P2P=違法」みたいな話に陥りMSやグーグルさんやらも今になって困っているところあるんじゃないでしょうか。しかもこのクラウドに関しては日本勢はサッパリな状況ですし、
■極端な話「猛烈に著作権を尊重」すれば「誰一人それを読むことすら禁止」なんですよ。
ネットでよく聞く言葉に「ネタバレ禁止」ってありますが、
何も違法に動画やら書籍をアップするとかではなく、購入して観たり読んだ人がストーリーをバラしてしまうって奴です。このネタバレを厳密に取り締まるのだとしたらもうね「誰一人観るな読むな」って事になる。
(※そもそも昭和の音楽などは販促で、ラジオ局だのTVの歌番組だのに売り込んで→どんだけタダで一般視聴者に聞かせるかにあんだけ必死こいていたの忘れたんでしょうかね。←それこそJASRACはFMもTV番組での放送も著作権法違反で禁止すればいい。)

■食品スーパーにしてもですよありましたよね?「試食コーナー」
街のcafeやらだって開店時には何らかのキャンペーンやります。駅前で配る割引チケットだとかも、これもJASRACは「不当な割引だ」と、取り締まるんでしょうか(笑
重要なのは『本物の売り物』がですねしっかり利便性伴って存在感あればいいワケで、
(例えば同様に著作権に悩んでいるアニメ業界も、地上波なりで放映と同時刻にwebでブルーレイ基準に相当するファイルをダウンロード販売すれば、地上波放送以上のクオリティー云々で買う奴は買うんです。数か月遅れて販売するから何が何するんだと思います。歌番組で「現在ヒット曲ですがCDの販売は半年後です」なんての聞いたことありますか?)

PC関係で言えばMSが「アクティベート」の概念持ってきて以来、通常のなんてことないソフトでもライセンスの管理がどうなっているのだか使う側が疑心暗鬼になる状態で(このソフトもアクティベートとかなってんの?だとか)、安心してお金を出せなくなってます。

まだOSならマシンと一蓮托生ぐらいで許せる部分もありますが、
後から自主的に購入した有料ソフトが「アンインストールすれば他のマシンでも使えるのか使えないのかはっきり明示されていない」だとか←これユーザがいちいち調べないといかんのですか?わかりやすく仕様に明示できないのでしょうか。「インストール可能なライセンスは一台のみ」これは誰でもわかりますが、この世界の場合には「その”一台のみ”の一台はどういう意味の一台ですか?」これで意味が全然違う訳ですよ。
お金払って購入したユーザに使用制限ある事自体おかしいんじゃないかと思います。
(まさか「このCDは一度再生したらその特定のプレーヤー以外では再生できません」なんてありますか?)
これじゃセキュリティーソフトにある「1年ライセンス購入」とかみたいな話でしょ。
なんだかんだいってもPCのソフトなんて自分用にあちこちセッテイングとかするんだし、使いこなし含めて慣れてるソフトを別のマシンでは使えないとかじゃ「ソフトの所有権は個人じゃなくてマシンにあるのか」と思ってしまう。
(この時代自分用のマシンが複数台あるとか珍しくないんですから、)
中小零細企業で、どかっと法人ライセンス購入できない場合「○号機だけしかその作業できないから」とかになりませんか?これ。
これに比べてフリーソフトなら一度慣れたものは全機に即カスタマイズも慣れた調子で導入できるし、使用の制限が無いのが何といっても楽。
まさかねいちいち担当者が変わる度にアンインストールしてインストールだの、マシンと使用者は一心同体運営すべしだとか、それも無茶な話ですよ。「第一中小零細にはこの人がIT担当」って人すらいなかったり、忙しくっていちいちサポートセンターとかに電話している暇が無いのであって、

■現実世界で同時並行に進んでいる動きは→MSのSKYドライブのように「もうマシンにofficeはインストールしなくてもいいんですよ」と言わんばかりになっていて(クラウドならいちいちソフトのインストール必要ありませんとかにしたいのかまだなんともはっきりしていないようだけど)、かなりの部分に「著作権や知的所有権の”乱用”がソフトの運用自体をシュリンクさせる」という事がはっきりとわかっているのじゃないかと思う。(半ば後悔伴って)

心理学のサイトの方でちょっと触れたんですが、
バックアップソフトの有名どころ、『Acronis True Image』これがHDDメーカーWDやseagateユーザの場合無料で使えるサポートがあります(USBで繋がってるだけでも可)。ここに至るとパッケージで購入する時の価格設定はどうなっているのかと誰でも考え込むでしょう。
冒頭説明した「使いどころ」の合理性が担保されていない。
(※特にPC関連ソフトの場合ユーザインターフェイス見て、アレれこのソフトって元ネタあのフリーソフトかな?とか頻繁にあったりする。事実フリーソフトの正式日本語版は有料ですみたいな販売もあったような。)

■そこに先日のMSにおけるwin8の販促キャンペーンです。
既にキャンペーン期間は終わりましたが「場合によると1200円でwin8が購入できる」という強烈なもので、
元からが各メーカーへのプリインストールOEM版は幾らなのかわからなかったのですが、この価格設定見た後で後からパッケージ版買うとか「ちょっと無理」ですよ。

事実MSにもその噂はありました「アップル商法的にいっそ初期インストールは無料で配布してその後アプリのインストールやバージョンアップで課金するのがベターかもしれない」。今回のwin8の販促は”それに近い”ものでした。
(ここには更にもう一個裏話があって、win7時代にMSは登録技術者向けのアカウントでインストール用のISOを配布していて、同時にインストール用ディスクを焼くためのソフトも配布してました。後にこの後者のソフトを配布中止するんですが、大量にダウンロードサイトなどに出回ってしまい「かえって不健全」だと再配布に至っているんです。ハッカークラスの技能の人にはさして特別なソフトじゃありませんから、これはむしろwin7回りの便利なフリーソフトとして「使ってください」と判断した。間接的に一部にあるグレーなOSのダウンロード販売を黙認したとも見て取れる行動です。)
 ↑
今回MSが導入したwin8のキャンペーンはまさに「OSのダウンロード販売」であり、win7時代の上記流れを踏まえて「意外とこの方式で導入する人多いのじゃないか」と”読んで”企画したものだったのでしょう。

考えてみれば「著作権と知的所有権の”乱用”」は『汎用性』と対立する概念です。
普及してナンボの商売と一番相性が悪い。
(特殊な業界の特注品は例外ですが)
「どうやってフリーエコノミーに乗せるか?ビジネスモデルとして”何処から””どのように課金可能か’”あるいはユーザサイドは完全に無料化可能な方式は無いか”」←ここが知恵の出しどころなのに。
●『ワザワザ粗悪な違法海賊版を苦労して探さなくてもこんなに便利に正規流通品が手に入りますよ』←ここがキモでしょう。
CDのコピーガードあたりからこの辺の問題は散見されていて、
それが今や「自分で所有している本のPDF化」とかでも問題になろうとしてます。
極端な話「なんですか?自分で買った本の一部をノートに写すと著作権法違反になるんですか」。

※この辺では先進国の米国も伝統的な概念『フェアユース』と『知的所有権』の関係をどうしたものか相当に苦労しているみたいです。

その辺の問題を会議している時に、
『著作権違反者を逮捕して違約金を払わせればいいと思います。』
 ↑
この発言相当のアレですよね?
(最近じゃ小学校のホームルームでも聞けない台詞じゃないですか?)

■そんな意味で今回のMSの「1200円無理な人でも3300円なら誰でもwin8購入できるんです」は英断だったと思います。(願わくばキャンペーンでは無くずっとこの方針でいくべきだった。)
英断が買いかぶりだとすれば「それなりにチャレンジであった」と言えるでしょう。
一般ユーザは誰しもがそこ参考にしますよ。
ipadとキンドルとネクサスとSurface←これに対してなんだかよくわからない新作win8タブレットにもなるよノートPCの価格比較。
(※プリインストールのライセンスもだいたい一台あたり3000円?みたいな、)
私はPCが高いから安くするべきみたいな短絡的な事が言いたいのではありません。何に幾らかかってこんだけ高いとか見えずらいのは「買いどころ」を不鮮明にします。
実は某メーカーが同一のタブレットPCでアンドロイドモデルとwin7モデルを併売状態だった事があり、その時「win7がスゲー高いんだわ」みたいなんがわかりやく見えた事があります→勿論win7モデルを購入した人は非常に少なかった。
(用途の限られるタブレットで事実上OS代無料のアンドロイド相手では厳しすぎた。)
こういうのはとてもわかりやすい情報になります。
win7時代に登場した『格安ネットブック』を売るために存在した「win7Starter」。
軽いしStarterと違って制限無くインストール可能な当初第三世界でしか販売されていなかった「win7Home Basic」←勿論Starterよか上位。
あれれ?『格安ネットブック』は先進国では販売禁止ですか?
この辺の試行錯誤というか乱れっぷり見ればですね、「win8は30ドルで売ろう」ってとこに落ち着く気持ちもわかりますよ。
(少なくともMS社会の会議で『逮捕すればいいと思います』じゃ給料貰えないって意味でしょ。)

■街からレンタルレコード店が消え、レンタルビデオ店が消え、TVでは映画の放送が消え、音楽番組なんてものの存在価値は無くなり、「youtube観ると逮捕される」なんてデマが飛び、
そんな中MSはOSを1200円で売った。
『普及』と『フリーエコノミー』の関係性で巷が喧々諤々の時に、
「グローバルな人材?」だか全く意味が分からないのですが、
 ↓
「社内の公用語を英語にすればいいと思います。」
(会議を前提に考えてください。この発言相当のアレですよね?「は?・・・今なんて?」)


正直今世界的に起きている事は経済学的に「貨幣経済そのものが問われている」ってフェーズです。
(※膨大な量の米国債とその米国で発明された「金融工学」なる→「もうほとんど偽札経済状態」がトリガーになったのだと思います。)
極端な話市場経済の”所得流通”がおかしな方向になっている今(企業の収益が社員の所得に反映されないのも似たような構造)「優位性のある流通実績が確認されるコンテンツ製作者」にはベーシックインカム割増で公的に報酬を支給するとかですね、現状を補完するようなルートを考えなくちゃいけない。
或いは社会資本と認められるようなソフト認定があれば「このライセンスは国民全員分国家が買ったので、この国では自由に使えますよ」とかね(凄い大口割引で買えそう)、
もっと根本的なところから「フリーエコノミー」を考えないと、情報の流通に物流が追い付かないというあ『新しいギャップ』が経済を停滞させる要因として表面化してしまうでしょう。


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posted by kagewari/iwahara at 17:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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