ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
<< December 2024 >>
SA MO TU WE TH FR SA
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(59)
kgw89.jpg (こちらが本職です「心理学ブログ」)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

街選びにまつわるイロイロ

2013年05月04日

昨今特に顕著だと思うのですが、RCマンションに関しては都心近郊と都心部との間で大きな差を感じなくなっています。(正直都心部の方が割安感がある)
確かに都心部のリーズナブルな内容上位なお部屋は母数的に限られているので、選べるほど候補は多くありませんがRCマンションそのものの母数は多いのでリーズナブルなものから高級ラインまで都心部のが充実している感が大きいですね。

■本来郊外には今以上に「郊外らしい内容」を期待したいところで(古いアパートを戸建てへ改装するなど出てくると面白いんですが)、現状のままだと空き状況も増えてくるのではないかと少し心配になります。
実際に最近の成約事例から見ても「シングルの調査」で表参道であるとか赤坂見附で普通に候補がみつかったりしている現状で(勿論出方は”オンリーワン”的なものですが)、以前から中古マンション販売や総務省調べの人口移動などの実数から「都心回帰」の傾向は出ていましたから、今後更にその傾向が促進するのではないかと思います。

こういう表現が正しいのか微妙なのですが、
都心近郊の街などで駅近にタワーに近いような高層マンションの開発などが行われた関係で、街そのもののイメージが若干「どうかな〜」になっちゃっているケースもちらほらありまして、郊外とは言いませんが都心近郊でその傾向があるのですから、市場のニーズを業界はキャッチアップできているのだろうかとさえ思います。
(郊外の良さはなんといっても低層指定特有の見晴らしの良さにあると考えますが、)

基本にかえって考えてみますと、
都心近郊含む郊外の住宅の良さってのは「帰った感の強さ」に他ならず、それは=「都心部とのメリハリ」がわかりやすく違いとして確認できる様ではないかと、
どこの街も駅近が同じように見えるって現象は東京ではなく地方都市の失敗事例として典型的な要素なんですし、元来個性的な街が私鉄沿線などに多かった筈の東京の風景が随分変わってきてしてしまっているように感じるのは私だけでしょうか。
都心部はその点楽というか、高層建築が並んでナンボの部分あるので迷う余地も無いのですが、郊外の都市計画ってのはデザイン性含めて各自治体がしっかりしてくれないとどうにもならないところがあり、必ずしも政治意識が高いとは言えない国民性もあって、今後が更に心配になります。
■「帰った感の強さ」
ここを重視するならば古い商店街の温存であるとか、少々見栄えはどうかと思うところあっても郊外特有の不便さみたいな部分含めて(ちょっと語弊あるかもですが)、昔からのローカルな部分は温存すべきだと思うのですよ。
(どうもこの辺には昨今景気が’上向きのJRのエキナカ開発も関係しているように思います。)

都市デザインがステレオタイプ化しない官僚サイドの趣味性があれば再開発も又違うのかもしれませんが、官僚にテクノクラート的趣味性求めても何か違うような気もしますし、やはり本来ここは政治が受け持つ場面でしょう。
いかんせん、日本はそこが弱いですから(笑

それでもなお、東京は大都市として歴史古いですから、地方と比べれば各駅の個性は大きく違い(大雑把に言えば東京西側において”東急系”と”中央線系””西武系”は全然別物のキャラですし)、
「長期間部屋探し可能な時には物件などはいいから街選びをするのがベター」なのは鉄則です。
候補の街に土地勘が無い場合、期間的に余裕があるなら少なくとも候補駅は全て週末を利用して事前に偵察しておくべきです。
不動産ってものはその後の人生を大きく左右する要素も大きくて、その違いは間取りがどうこう賃料がどうこう以上に街選びによる差異がダントツで大きいと思います。
ですから、この部分は重要なキモであり、
街が”ここだ”と決まれば、流れ的に「じゃーどんな部屋を」への流れもよくなるとこがあって、逆に言えば街選びが曖昧なままだと部屋の賃貸条件すらアバウトというか具体性に欠けてきたりします。
一見幅が広い方がいいようにも思えますが、
それこそ心理学でありまして、
「このぐらいの条件でこんなのがあればそれは嬉しい」のような感覚というのはある程度の枷というか枠組みが事前に無いと発生しないのです。
端的に言えば「条件の違いに対する敏感さが落っこちてしまう」。
(ここは所得に限界がある方が買い物選びは楽しい法則と同じではないかと、)
部屋の良し悪しへの感覚まで鈍感化すると、選択のポイントも喪失しかねないですから(残りの差異は築年数だけだとか)、それでは選ぶ行為の本質からどんどん外れてしまいます。

そんな意味でも、街選びは事前に固めておきたいところです。
二次希望三次希望とオプションを付ければいいのですから、最初から「この街は相場的に無理だろうから好きだけど諦める」というのも得策ではありません。
(自分にとって好きな街が曖昧だと困っちゃいますが、この場合には「辞表書いて田舎暮らしを検討かフラグかも」など根本的なところから考えた方がよかったりします。)

市場のニーズが明快化することで、それはダイレクトに地方自治の政治の場に反映されるのですから、自動的に昨今の開発傾向にもそれなりの影響を与える事になると思うんですけどね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック