ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
<< March 2023 >>
SA MO TU WE TH FR SA
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(57)
kgw89.jpg (こちらが本職です「心理学ブログ」)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

夏を前に省エネ情報

2014年06月27日

以前告知していたでしょうか?ちょっと記憶が定かでは無いのですが、「網戸レールの無い窓にも設置可能な網戸」これを実験レポート予定だったのですが諸般の事情から実際に設置してみようって企画が見送りになりましたので「まず商品だけ個別にお知らせします」。
レビュー等である程度実際の利用に対するプルーフは取れるかと思いますから興味のある方は下記リンクからレビューを確認ください。
こちらです
現在価格:11,200円
OKスライド網戸 Lサイズ(川口技研)


DIYの技術ある方ならこのドア用タイプでも加工装着できるかもです
(同タイプの更に安価なバージョンを引き戸に設置のレビューがありました)
現在価格:6,450円
川口技研 ドア用網戸 ニューロータリー網戸 NRA-2
B00BKREVBQ


■前者は構造上(というか見掛け上”はめ殺し”に見えるので)防犯効果が期待でき、後者も設置時に(オプションの内側ロックだけでなく)防犯性を高める追加加工もできるのじゃないかと考えられますから一般的な網戸より付加価値あるかもです。
(実験見送りの理由は「既に換気用網戸が別途ありそちらに吸気サーキュレーター実験のが重要性高い」との判断によるものでした。)


■「網戸レールの無いサッシなんかあるの?」と思われる方いらっしゃるかもですがマンションなんかのサッシに実際に存在するんですね。ですからレールが無くて網戸を諦めている方には今回紹介の「OKスライド網戸 」朗報かと思います(探せばあるもんです)。外見と内容から低層階の防犯効果が実質と心理両面に期待できますから戸建てのリビングやアパートなどにベストマッチかもです。
(防犯性考慮する場合には部屋の内側から見て左手側に設置限定です。)

省エネ的には『特にマンションの場合』ですね、
「日当り過ぎ」ここに注意してください。
その都度このブログにおいて説明していることなんですが「窓の方位南側信仰」はマンションに関しては本来関係無いの事なのです。
本来の意味は庭付き戸建てが「窓の開口は東南がよく、特に庭と縁側が南向きであること」に由来するもので(庭の樹木への日照と縁側まで日照を入れる設計)、ベランダバルコニーのある高層階の方位はほとんど関係無くてですね(むしろ日差しが入り過ぎる西向きの部屋は避けたいという話は皆さんご存じかと思います)マンションで重視すべきは「窓前方の見出しが開けているか」に尽きるんです。南も北も朝夕の日照方位的にはその条件もほとんど違いが無く(いずれも横からの日照)、冬寒い話は専ら「日本の場合設計上南重視で建築するので北側に関しては窓前方の見出しが悪いケースが多い(隣接建築と近いなど)」ため起きる現象です。
■実際に冬の話です。某事業ビルでの内見の時に「同一方位で複数室に空室」があった時、同じ方位の部屋の室温が驚くほど違っていた経験があります。勿論「窓の外前方見出しが悪く隣接ビルが近い部屋」の室温がぐっと低く、窓の外の空気に「寒気溜まり」のような現象が起きている事がはっきりわかった事例があります。
更に、前述の「西日を避けて南へ」の話というのは、夏の南中では太陽がほぼ真上からの日照となるので、できるだけ室内に日照を入れたくない「窓の外に”日当り”のいい場所」を構成したいという思惑でありまして、勿論の事それでも残暑ともなれば「ベランダバルコニー外壁無しには室内までバリバリに温度上昇してしまう」のがマンションです。
■こちらも内見時の実例ですが、ベランダバルコニーが外壁式では無く「見晴らしの良い鉄柵タイプ」の部屋の内見時に、「直射日光バリバリの窓直下フローロングの温度が軽く50度超えている」なんて事例も存在します。この現象は直射日光だけが原因では無くベランダバルコニーのコンクリートからスラブ直貼りのフローリングへ直接熱伝導で温度上昇が発生しているもので、ぶっちゃけフローリングだけでなく建物としても傷みやすい温度上昇がみられる場合には設計上のミスに相当します。
(更にこの箇所が夜間放射冷却して冬期の場合温度が急速に下がる事もあります。)
はっきり言ってマンションの場合南向きの部屋の設計は難しく(個人的には前方見出しがよい事を条件に東向きメインの北東角部屋ベストだと思います)、クリティカルなので建築士も必ずしも真南には造りたくないって人もいるんですよ(よしずやすだれだらけの公営住宅などを思い出してください)。
ですから、高級マンションは風評を気にして南向きには造りますけど「高級マンションほどベランダバルコニーの奥行きが深く=上階のベランダバルコニーが深いひさしになるようになっている」のですね。

となりますから、
■案外アバウトでもいけるアパートは気楽なのですが、特にマンションは熱伝導率が高いので「夏は窓の外にすだれなどを設置して、ベランダバルコニーに水打ちしてください」って話になるんです。
(本来この方式も建物自体痛むのではないかと思いますが、熱の上昇とどっちが問題かケースバイケースでしょうね。)
角部屋などで温度上昇も半端無いが風通しはいいというお部屋の場合、省エネ狙いで網戸利用の空冷も効果的になりますが「よしずやすだれと打ち水の併用」すると更に効果的になります。
マンションでも外断熱工法が取り入れられていれば幾分この現象は防げるんですが、日本の場合梅雨があるためコンクリートの劣化などが心配されるため「断熱全く無し」ってのが日本の非木造のデフォルトになっているため各自工夫が必要になってくるって事ですね。
(日本の風土には本来木造住居が向いているんです。)
設計上保守管理的に必ずしもベストとは言えないんですが、同じマンションでも「昔和室で床がスラブ直貼りでは無く木造デッキ構造の空洞がある」方が室温変化少ない傾向にあります(結露で床下が傷みやすいんですけど、、)。ここは壁の工法も同じで”ふかし壁”ある方が「エア断熱」とでも言いましょうか、、それでも「非木造特有の熱伝導率を下げる効果」があるんですよね(こちらは強度が中途半端だと遮音性能が落ちる傾向あるんですが、、)。←などなど非木造の建築には微妙なところ多くなるんですよ。

中段説明のとおりで、理論的には「東向きメインの北東向きの部屋」は優れた方位と言えるのですが、南向き建築がメインなのでマンション的に北側の部屋は「捨て部屋扱い」というか、目の前隣のマンションの壁なんてケースが多くなるので(こうなると寒気溜まりとかができてしまう)、最初から北東の部屋を指定するのも現実的とは言えませんが(南向きの部屋の割食っている部屋も多いので)、マンションの場合には「ベランダバルコニーが真南向いていないと却下」というのは極端に過ぎると思います。
「誰だって公園では木陰のベンチを選ぶ」のですからね(笑
眺める景色の側が明るい事が重要なのです。
(※北向きも何も北の向う側に面しているのは南向きなのであって、前後の空間条件が同じ場合には公園のど真ん中で南を向くか北を向くかの違いでしか無いのです。結局「前方の見出し空間(見晴らし)」のが重要だって事ですね。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック