ほぼ毎年告知しているところなのですが、
所謂世間が夏休みムードになる時期は不動産業もかなりの業者が夏季休暇になります。
8月の中旬から下旬にかけては「この業者さんは営業しているが、この業者さんはまだお休み」のように夏季休暇の設定はお正月以上に各社揃っておらず、かなり長期間「物件調査はできても空室照会も内見も実質NG」な時期となります。
日程をずらして各個撃破的に見る事はできない事も無いのですが「部屋探しの法則」的にそれはお勧めできないのです。
『可能であれば比較候補は同日一気に見るべき』でありまして、分散させてしまうと印象かなり散漫になるんですよ(ぶっちゃけ早期に見た方の物件の重要度が無意識に雲散霧消してしまう)。
内見候補の絞り込みも「部屋探し的にはかなり本番」でありまして、この内見候補の絞り込みで本命フラグが出てこない場合には内見に行っても見ただけになる確率が大。
つまり、内見日程が分散すると絞り込みも分散してしまうので「多数の部屋を見ているような気はするんですが、実際はその都度同日に見ている部屋だけが比較候補になってしまう」事が多いんです。
加えて内容上位の部屋ほど成約は早いので、仮に先に見た部屋が「かなり高評価」の想定をした場合。後から見る部屋の内見終了した時に「先に見た部屋がその頃には終わってしまう可能性」が増します。
●「いやいやそんな事いってもまとめて見られる時にもその部屋は終わっているじゃないですか?」
と誰もが考えるかもしれませんが、
そうならないのですよ(笑
結局見られなかった部屋は「それ以外の部屋の内見結果に影響しない」からです。
事実、見ていないので「その部屋が何が原因で早期成約になったのか?」すらわからないのですからね。数学上の錯覚と申しましょうか「第1週〜第3週最上位成約」「第3週〜第5週最上位成約」←この2者は被らないのですよ。
まだ意味わかり難いでしょうかね、
たとえば第4週に問い合わせした時には、もう前半最上位は終了している。←この状況はどの時点から調査しても同じ確率なんです。
微妙にタイムラグのある内見を”部分的に”数週に渡って行う事は「前半週の上位も後半週の上位も逃す確率が上昇する」同時に「前半の上位を後半の内見のために逃す確率が確実に発生する」ので、
●この命題を解決する方法は「集中的に全室を調べ→一気に同日内見する」という事になるのです。
<などなどですね、所謂お盆休みを中心にその前後数日は部屋探しには適しません>
打ち合わせですとか、先行相場調査や特定物件の分布調査とかは可能なのですが、「物件調査はできても空室照会も内見も実質NG」な時期となります。
夏は相場も底で賃料安いのですが、予約状況的に「8月上旬まで」はもう締切となります。
後半戦は9月からですね(retourに依頼する場合に限らず業界全体として)。
ポータルサイトなどの情報なんかで資料請求しても返信数週間後なんて事も有り得ます(ポータルサイトの空室情報見るのは全くお勧めしませんが、、、)、部屋探しの基礎知識的にも知っておいて損の無い話となります。
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毎年恒例の告知です「不動産業はかなりお盆休み取ります」
2014年08月01日
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