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東京東側の和室のレトロRC

2014年12月04日

公開NGの部屋だからという意味もありますが、そもそも間取りそのものはごく標準的なものなので今回参考間取りの紹介はありません。
某秋葉原近隣駅で東京最古の商店街のある”あの街”にハイCPなお部屋がありました。
このお部屋は春先にも補足していて、最近の調査でも空室状況再確認したという経緯なのですが、優れた趣味性の個性派物件なのに成約となっておらず残念なんですよね。
(※プロ的には内見即日申込級の内容)
特徴的に所謂フルスペックの汎用型では”無く”、東京シングルベテラン向け内容であるためマッチング的に空室が続いてしまった事例です。
推測ですが1LDぐらいの広さで賃料が高いと適合性ある方にヒットしたのかなと思います。
あまりに格安で、ゾーン的にビギナーや若い方しか資料を目にする事が無いのではなかろうかと、

内容的には『ド・和室の2K』で7万ジャスト前後、広さは25平米以上正式な築年数の記載は無く、外観内見の印象ですと築40年ぐらいかな、というものでハードボイルドなビル的外観も相まってかなりカッコいいお部屋(最大のウィークポイントは洗濯機置場が無く、最寄りにランドリーはあるのですが物干しは昔屋上かな?の流れで窓の外に物干しやバルコニーが無い)、しかしいかんせん暮らしこなすには東京ベテランスキルはが必要という事もあり、若い方が資料を目にしても内見となる事も少ないのでしょうね。
一部の部屋は綺麗なペンキ仕上げで「あーこんな雰囲気のインテリアショップがあるな〜」と思う出来栄え。
デザイン上の特徴は、前述のウィークポイントと同じところなんですよ。
「ベランダバルコニーが無い=腰高窓である」
部屋の高級感やデザイン性的に、本来戸建てのリビング向けである(=庭が見える前提)掃き出し窓で床までドーンという開口は、マンションなどの場合「カーテン空けてもバルコニー内側のコンクリが見えるだけ」な部分がありまして(鉄柵デザインのビンテージ秀和は管理規約上ベランダバルコニー物干し禁止がデフォルトの筈)、腰高窓の方が遥かに室内の落ち着き感が高いのです。(外から室内が見えるカモ的な意味の)プライバシーレベルが上昇するからかも知れません。
実際デザイナーズマンションの窓の設計はバルコニーに出られるドア式の掃き出し窓が半分、残り半分は腰高窓だったりしますよね?突き当りベランダバルコニー部分が角々段々になっていたりして。

この『ド・和室の2K』は、所謂ひつの「ナチュボーンデザイナーズ系」だったのです。
retourレポート的には昔笹塚にもそんなマンションがありましたね。
このタイプは優れもののお部屋でもなかなか決まらない。
(確かにね、洗濯機置場無いなんて現代需要的にはもうあり得ないって方多数でしょうし。同じプロでも営業店系ならお客さんに資料を見せる事もしないと思います。)
勿体無いというか、できれば東京東側なんだから「アートな人生貧乏個性派だ」な〜んて方にカッコ良く暮らしていただければ喜ばしいのですが、世の中なかなか難しいものです。


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posted by kagewari/iwahara at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | こんな部屋があった | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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