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賃貸営業店のCMが増えてきましたね

2015年01月31日

ISIS(ISIL)関連の報道をチェックしようかと久しぶりにTVなどをしばらくつけて見ていたのですが、賃貸営業店のCMがここぞと連発しておりますね。苦笑する他無いというか、、所謂○質営業店などで名が知れているところが「いい部屋みつかる」的に出てくるとですね、業界知るものとしてはISISの報道待ちのさなか「ズッコケちゃう」んですよね。
(※勘に過ぎないのですが、昨今ネット情報の拡大で所謂○質系の会社はかなり営業苦しくなっているように感じてます。)
先日retour&Retourブログの末尾にも編集後記的に少し書いたのですが、
http://retour.seesaa.net/article/413010618.html記事中末尾)
巷間伝わる所謂ターミナル営業店、全てが問題という事にはならないのです。
誰もが建築や不動産の専門性に関心ある事もありませんし、
そこまで住居ってものに自分ならこうするという選択が明快な人は必ずしもまだ多くないからです。
そこはモデルルーム段階で新築分譲が完売しちゃう事でも証明されていると思いますが(賃貸においては内見無しで契約してしまうなどあり得ないことなんですけれどね)、心理学的には先進国になればなるほど個人の自立独立な方向性へのシフトが進むのも自明の事なので(勿論少子高齢化もそこに連動)、この状況は現在過渡期でもあるのですが、
住居への関心事項的にも「自分ならこうするという選択が明快では”無い”ビギナー層」が、まだまだ一般的であるとさえ言えるでしょう。

『専門性にそれほど実は関心の無い』この心理はどうのようなものでしょうか。
本来不動産仲介は法的に宅建主任者の管理監督の元、専門性を担保した借主代理人として物件の内容だけでなく契約上の法的内容の確認などを行う業務なのでコンサルタント的位置づけが本来の姿なのですが、ご存知のとおり所謂ターミナル営業店はどちらか言えばサービス業に近い業態となってます。
ですから相続などの法律相談や資産管理の相談となれば依頼する側もとたんにその専門性を重視する筈なのですが、同じ業種でありながら賃貸の部屋探しとなると(ここは分譲購入の心理にも似たところあるのですが)「消費者マインド」のような「これは消費行動である」かのような錯覚を起こしてしまうんですね。
(分譲の購入などは本来資産運用として株式の購入同様のスタンスが必要な筈なんですが、、)
■文字通り『一種の錯覚』です
賃貸であっても契約される内容は、貸主の資産の長期借り入れとなりますから「売買となった場合の金額の融資を受けるのと行為としては同じです」。
(事実賃料設定は言うならば資産貸し付けにおける利子と同じように計算します。)
俯瞰で見ればそこに消費行動って概念とは違うものある筈なのですが、
なんと言いますかそこは人間の心理の難しさで、うっかり単純な消費行動と認識されてしまう場合があるのです。
やっかいなのは「消費」はこれぶっちゃけ娯楽であり欲求を動機とする行動ですから「ショッピングにおける欲求不満の解消」と同等の快感を獲得できないと心理的に「それは行為として失敗だ」と感じられてしまいます。
たとえば?洋服を買おうとアパレル店に行った場合「最近流行のなになに系のこれをお得な値段で実現するお勧めは無いでしょうか」などと店員さんに質問した場合その希望そのものが論議になる事はあり得ないのです。
(そこは原宿アパレル系のプロフェッショナルな方はまた違うご意見かもですが)
店員さんをサービス業と位置づけた場合、顧客の希望に更に楽しさや驚きや喜びで答えてうんぬんかんぬんってところが’期待されもしますし、凄腕なら「高級品ではないかもしれませんがこれはとてもいいものですよ」なる引き出しもあるでしょう。

つまり、部屋探しを上記のような消費行動として位置づけられている場合、専門性などはさして重要ではなく必要なのは広範な情報提供だけでよく、更に接客的には「そうですね、いいですね」な追従的なエンタメ性が求められますよね。
(仮に本音「これはどうかな」と思っても「よくお似合いですよ」みたいな。)
しかし?
勿論「僕は長年○○社の株を買うのが夢なので、今期の決算どうこう度外視で全額○○株に投資します」というケースもあるでしょうけれど、
投資顧問的内容を期待されている場合「希望は利回りなんとかで安定性重視ですね」な内容の場合、「推薦はこちらですね」という流れになります。証券会社のアナリストが「ご希望の株は何ですか、希望条件でお探ししますよ」みたいな事だとそりゃ違うでしょ。リスクの説明や昨今の相場状況や国の政策や金融当局の動向など多方面の説明や専門性も求められます。
「いいと思いますよ○○株、素敵ですね〜」じゃ困るワケです。

ですから、部屋探しを消費行動エンタメ的にとらえている需要に対しては、「よくお似合いですよ」的な”営業”を得意とする所謂○質系の会社のが期待に答える部分あるのです。
(こういう事言っちゃうのはどうかと思う部分もあるのですが、、)
繰り返しますが、「深層心理ではたかが賃貸住居で、ぶっちゃけ友人達と似たようなスペックであればそれほど個人的な思い入れも無いし、賃料にしても常識的範囲であれば少々高くてもいい(むしろちょっと高いほうが贅沢した気分を味わえる)」な需要も決して少なくないのも事実です。
(※最もretour東京と相性が良くないパターンではあるのですが、、)
●誰もが建築や不動産の専門性に関心あるわけでは無い
これも現実ですから。

retourの方にも関連記事をアップしておりますので、興味のある方は以下も参照ください。
春の部屋探し戦術を考えてみます
http://retour.seesaa.net/article/413230567.html



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posted by kagewari/iwahara at 20:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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