選抜もとっくに始まっているし。
春は業界繁忙期なのでもうあわただしくてですね「昨日お正月だったじゃないっけ」な感じなんですよね。通年retourは「春のシーズンでの部屋探しは避けてください」連呼している効果もあって所謂業界的な忙しさは無いのですが今年はアベノミクスの効果だと思いますがいろんなパターンの問い合わせがありました。
そんなこんなでここ最近は実際に春のシーズンの物件動向体感していなかったのですが、今年は実際の調査で確認できました。
アバウトながらどんな感触かレポートしておきますので、何かの参考にしていただければと思います。
●1月末〜3月前はまだ「母数的にはそこそこ通常並みにある」感じです。
ただし抽出したDATAの最終空室照会を管理会社に確認すると「2割〜3割が終わっている(夏のシーズンなら終わっていても0.5割前後)」のような感じです。
そしてretourは調査から内見までの過程を「週明け(月か火)資料送付→当該週末内見想定」でセットにしていますが、3月入っちゃうと内見当日までに送付資料から選抜された内見候補3のうち1件消えるかもって雰囲気はとても強く、実際予定していた週末の内見が事情で飛んで翌週になったら全滅した(申込終了)という状況もありました。
▲これが3月突入しますと「空室母数からして通常の6割あるかないか」となっており、
DATAベースから抽出したDATAの空室状況も「母数少ないところから3割終わっている」状態で、資料送付の週明けから週末の内見想定に3分の1消える雰囲気は実数として体感される状況で、内見後数日以内に複数の部屋で成約が進む(申込を数日待っていると悩む事無く消去法選択が発生する)、3月の調査時は常に「内見当日申込の準備を」と説明しているのですが”そのまんま”です。
※ちなみに現在の状況はというと「母数的回復は見られるも4月末入居・5月入居可能」などの空き予定により回復しているだけで、内見可能な実数の回復はまだです。
確実に東京空室率の平均値に戻るのは堅くいくなら5月から安全策なら6月からと見て間違い無いです。(解約退去が完了していてもリフォーム内装業者さんが予約いっぱいで即時募集開始ができないのです。)
ただし今年体感してみて「春のシーズン」相場状況がどうだったかと聞かれると、
オフシーズンと比較して相場が著しく高いって感触はありませんでした。普通にハイCPな部屋はそのまま募集されており(3月申し込みキャンペーンみたいなのもありました)、相場まで著しく上昇って体感はありませんでしたね。
ひたすら「空室母数が足りない」というのが今年の感触です。
●単に私の錯覚なのかも知れないですが、今年は妙に営業系会社のTVCMがなんだか苦労しているじゃないかな印象もありましたね(笑
(ぶっちゃけ「それは無理あるわ」ってキャッチコピーで思わず苦笑してしまうみたいな、、)
あくまでも勘、私の個人的勘なんですが以前にも少し触れた話なのですが、
「所謂○質営業店系、やはり苦しいのじゃないか?」
本当にそうなのじゃないのかしら?と思います。
(特にサブリース系は本当に大丈夫なんですかね、、)
■そんな話はともかく、何やらメディアで「空家問題」盛んに報道されているようですね。
時に相続放棄や、時に所有者連絡つかず、或いは旧法借地権などで取り壊すワケにはいかないが修繕する予算も無い、などなどの事情から放置される空き家があるのは事実です。もっぱら東京の場合ですと(地権者にはどこからか再開発の情報は入ってきたりするので)売買話が動くまで放置なパターンもあると思います。不動産登記関係は法務省ですからここは総務省と連携して法的手続き無しで地方自治体などが対応できるような法整備が必要でしょうね。
昨今政治の世界では「相続税100%論」などもありますから、試金石で法案化される可能性あるかもしれません。何も社会主義やろうって話ではなく地方自治体があれこれ整理して、最後は国交省管轄で更地として民間に再販できる道を付ける事で流通促進可能でしょう。
このスキームは後に農地法改正などの参考にもなるでしょうから官僚のみなさんは意欲的に研究するべきですよ。
(仮に所有者が存在して連絡つかずだけの事例でも、所有権だけなんらかの担保として請求があれば自治体は手数料除く金額を保証すればいいのですから。←相続税100%の例外措置って話であればその必要も無いのですが。)
などなど昨今の業界情報でした。
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早いものでもう野球始まるんですか
2015年03月27日
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