かくいう私は過去形ながら”ネコ飼い”(羊飼いと同じイントネーションで読んで下さい)なのですが、
ネコの爪による木質部分の補修をやってみました。
流石にどれぐらい凄かったのかは諸般の事情で画像等を使って説明できませんが、ガラス引き戸建具の木質部分がえぐれているとわかるぐらいの水準の傷がありました。
(そもそも何故そこまで放置したのかなんてご意見あるかもですが、当時はアクリル板防御などの知識も無く、随分古築アパートだったので取り壊しまで契約続けることになるだろうなんてーな読みが当時あったのでした。)
契約年数から考えてほぼ間違いなく造作は全面改修なのでガラス引き戸なんかの補修に意味は無いかもだったのですが、管理業務をほとんど行っていない関係上スキル的にもパテなどの補修がどんなもんか知っておきたかったのであります。
さて木質部分の補修と言えば、
現在は『東京ルール』によって原状回復の必要が無いのは画鋲までになってしまいましたが、施行前までは木質部分のネジクギはほとんどOKだったんですよね。
ですから古築物件の内見時にネジクギの穴をパテ埋め補修している状態はよく見たものです。
昔の補修パテはエポキシ樹脂状?なものも多かったのですが、昨今の木質補修剤は水性で且つ仕上げも容易で表面もマット状となるものになってます。
■あくまでも参考に、
しつこいようですが”使用は自己責任で”参考に1種類紹介しますとこちら
ハウスボックス NEWカラーパテ ミディアムオーク NO.8 50g
現在価格:750円(送料無料)
試しに傷の浅いところで使用してみますと、上から塗り込む感じで埋めてから、硬化後紙やすりで表面仕上げるだけで色調さえ類似した番手選べばOKなぐらいの性能です。
(より仕上がりを木質に類似させたい場合は、板などをカットしたときに出る”おがくず”の粒子細かいものを混ぜ込む・練り込むとベターです)
さて、今回補修に取り組んだ主な傷は更に深いものでしたのでどうやったのかと申しますと、下地的にこのパテを使用しました。
えぐれている木質部分を粘土細工の彫刻よろしく数回にわけてパテを盛り、硬化後に紙やすりで平面に仕上げ、その後に木工用ボンドで”ツキ板”を張りました。
”ツキ板”ってなんぞ?と言いますとこちら
あくまで参考ですか以下のようなものです。
http://wood.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=88723&csid=0&sort=p
(※ちなみに私は東急ハンズで同種のものをゲットしました。)
ツキ板とは安い合板なんかの木口や表面に張って見栄えをよくするためのシート状の板です。
えー、というわけでパテで造形した上にこのツキ板を貼り、前後の本体木質を含めて紙やすりで仕上げました。
「ちょっと見、わからないぐらいの仕上がり」かな〜、、。
少なくとも業者が接木的な補修をしたかのような仕上がりになってます。
マジ本気でやるならサイズの長いツキ板をゲットして補修面全体に張れば完璧でしょうね。
えー本来はですね「チェアマット」などの商品名で流通している薄いアクリルボードやカーテン状の布を傷つけて欲しくない箇所に張るなど防御して、ここですよって爪研ぎ場所を特定するのが正しいのでありまして、木質部分の補修上手になってもいけないのであります(笑
■今回の話は賃貸に関わらずですから、自己責任の関係上”ネコ飼い”の方で持ち家や家財の傷補修として参考にしていただければ本望です。パテは水性なので想像するより全然楽ですよ。
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