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「ペット可住居」まだまだ不足と考えます

2015年07月10日

(7/15一部記事追記編集)
アベノミクス効果、出ていると思いますね。
ようやく8%への増税による景気後退が抜けてきたのか、目に見えて相場が上がるような事態にはなっていませんが、一時の「底値がわからず、唐突にペット可増えたな〜」みたいな体感が夏を前に弱くなってきているように思います。
相場が安くなる夏前だから余計にそう思うのかもしれませんが、、。
(デフレ真っ盛りの頃から春前ぐらいまではペット可探す意図の無い調査でも「あれ、この部屋もペット可なんだ」みたいな感触があったんです。)
景気浮揚の中で「ペット可」増に失速感が出てはいけません。
暮らしの基礎的内容を考える上でペット可ってまだまだ増えるべきだと考えます。

分譲の影響で、賃貸においても「ペット可が常識なんだから」な文化的浸透もあり得るかもと思っていましたが、なかなか簡単にそうはいかないようです(まだまだ景気に連動する要素なのかと)。
勿論ペット可物件だから「ペットを飼わないといけない雰囲気に」なんて事ありませんから、「その選択肢もありますよ」という環境が身近になるのがベターであるという趣旨です。
「ペットを飼おうと思い立ったら引越ししなければならない」←これじゃ社会的コストが大き過ぎです。
昭和のドラマなんかですと、「突然捨て猫を保護する事になったものの、住まいがペット不可で困る主人公」なんて描写よくありましたけど、先進国の住宅文化的に「それはあり得ない」ですよ。

あまりご存知無いかと思いますが、
民法上「ペットの飼育をしたから」を理由に強制退去命令は出ません(だから飼うのは自由という意味ではありません)。「法的合理性と実情はあまり乖離しない状態が好ましい」のは言うまでもありませんから、文化的にも賃貸住宅は「ペットNGの特約もアリだが、管理上の基本はペット可とする」方が自然なんです。


少し話し逸れますが、
■最近野良猫虐待の痛ましい報道目立つようですが、心理学的に言えば「危険」であること言うまでもありません。小動物虐待犯が必ず猟奇的事件の始まりとは言いませんが、猟奇的事件の始まりに小動物の虐待が関係しているのはガチです。
何の合理性も無いのに「殺生を行うボーダーを越えてる」というとこが重大なポイントになります。
「そんな事いっても誰しも焼肉食べてるじゃないか」なご意見もあると思いますが、畜産業において何ら目的の無い残虐な屠殺が行われるなどあり得ない事で(収穫祭なんてのもそこに思いを馳せるものでしょう)、狩猟でも無く「殺戮・虐待のための殺生」には明らかに”別の意図’が動機として存在します。←警察は防犯カメラ総動員で積極的に捜査するべきです。


■住居ってものは、人間は勿論ですがペットやグリーンも含めて「生き物が暮らす場」ですから、プライベートな場として「専有部分の管理規約は合理的範囲であること」が好ましく(自由度の後退は「自宅に帰った安堵感」を後退させますから)←昨今の分譲(ペット可多数)のスタンスはその合理的範囲を反映したものです。
共同住宅の文化は住民自治により形成されるのが本質的在り方です。
(※プロ的話になりますが、賃貸住宅における「ペット可」の場合大家さんが近所にお住まいで無くても、管理会社がしっかりしていれば上記のコンセンサスはクリアできる事項です。賃貸住居の場合ここは、大家さんと管理会社の媒介契約『取引態様』の推移に関連する事項かなと思います。)

東京オリンピックを契機に、東京が更に国際化するのは自明です。
となればですね(欧米の住居はペット可がデフォですから)、全てをペット可にすべしなんて思いませんけれど「殊更探す必要も無くペット可住居もありますよ」って状況になってくれるのが好ましいと思います。
これといった根拠は無いのですが、「ペット飼う予定は無いけど今の住居ってペット可だっけ」←この環境広がる方が「無責任な飼い主」も減るのじゃないかと考えます。


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posted by kagewari/iwahara at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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