ふと思ったのですが(というか懸案の喫煙者用簡易吸煙機のアイデアをあれこれ考えていたワケなのですが)市販の空気清浄機って微妙に矛盾した部分あるのではないかと思ったのですよ。
喫煙者だからよくわかるんですが、
だいたいが室内の空気の流れって「下から上」であって、熱源のあるキッチンほどでは無いにしろ「なんだかんだで空気清浄機は天高付近にあるのが効率よさげ」に思いますよね。
エアコンにそういう機能がビルドインされている機種もあるようですが、室内機のサイズ的に限界のある話です(吸気性能自体は十分なので定期的なフィルター掃除が必要なぐらいですが、高性能フィルターを実装する容積が無い)。
さて、そうなると何故に市販の空気清浄機はそのほとんどが「床置き」なのでしょう。
思うに、フィルター交換や重量サイズ的に天井に設置するとか流石に汎用性を欠くからでしょうね。これって商品のとしての事情であって、機能としての合理性では無い話です。
※果たして市販空気清浄機のサイズのものを高い位置に安全に配置する方法からして滅多に無いようにも思いますが。
ましてや業務用みたいに天井埋め込み式ともなれば半端な金額では販売できないし、家電の域を超えるだけでなく「天井埋め込みなんかしたらフィルターの交換どうするよ」って大問題もあります。
折角のその性能も配置の関係で勿体無い事になっているやも知れません。
いえいえ、そこは危ないですからやおら高い棚の上とかに無理に置いたりしないでくださいね。
何を言っているのかというと、性能的に中途半端になってしまう自作空気清浄機を考える時に参考になるかも知れないと思ったんです。←設置により効率を上げる狙いで。
そりゃDIYによる簡易軽量級ならフォルターも簡易でよしってパターン少なく無いでしょう。
(フィルターに何を選択するのか自分向け専用で考える事もできます。)
そこで思い出したのが「オーディオファンだった時代のSP配置です」、
当時のオーディオファンはギリギリの資金で「ワンランクでも高級な機種を」って消費行動でしたから、オプションのSPスタンドを購入している人が案外少なかったものです(笑
(欧米機種では下手なSP本体より高価なスタンドもありましたから。)
お安くあげようと、当時のオーディオファンは建材のコンクリブロックに砂詰めてなんてやったものでして、中型以上のフロアやブックシェルフならそれでも良かったのですが、バブル崩壊直後あたりから台頭したコンパクト2Wayにはこの手法は使えず、代用案としてガッチリしたオーディオラックに置いちゃうって方法が主流だったように思います。
同様に空気清浄機のレイアウトが高い方がよさそうとばかりにスタンドに頑張りすぎると本体価格に近づいてしまいます(小型の空気清浄機メーカーなら実験用のスタンドとか設計してそうですけど)。
どこのメーカー機種でも『専用置き台』オプションは流石に見た事がありません。
でも、小型で性能がちょびちょびな機種ほど効率良く配置する事で補えるものもあると思うのですよ。
元オーディオファンの考えとしては「やるならスタンド設置で」と思います。
(ここSPの音源からのなんとやら効率と同じでは無いかと)
SPスタンドを参考に考えると、
・フロア置きの大型機種なら高さ30cm
・小型コンパクトタイプは高さ60cm
・DIY作成の軽量簡易タイプなら高さ90cm
根拠は”いい加減”なんですが、なかなかどうして使える参考値かもしれませんよ(笑
(オーディオのレイアウトって何気に賢人が考えに考えて到達したものですから。)
などと考えてみると、、、
日本向けって事では無いのですが、フットプリント小さめで且つスタンド問題も解決した「トールボーイスピーカー」←レイアウト的にこれが最強かも。
昨今、扇風機にも「スリムファン」ってトールボーイがありますよね。
つーことは、空気清浄機についてもあり得るスタイルではないか?
(※それっぽい商品は既に存在しているのですが、ダイキンから本格派がでるまでは実験的存在の域を出ないでしょう。)
事実タバコの煙は(案外重くて)滞留している高さはせいぜいが120cm〜150cm、椅子に座っての喫煙でも180cmぐらいじゃないでしょうか。副流煙は更に重く灰皿横の簡易フィルターでもそこそこ効果があるので(これUSBケースファン実験である程度の成功しています)、トールボーイ・スリムファンスタイルの空気清浄機は「対タバコ用」として有力な存在かもしれません(吸気口スリットが同様に縦長じゃないと意味無いけど)。
昨今、喫煙者の利便性などそれほど重要視されませんから、あまり期待できないかもですが、、。
少なくとも自作簡易型の選定機種にリスムタワーファンを利用するのは悪い考えじゃないでしょう。
■ちなみに様々な実験しておりますが、タバコの吸煙に特化した簡易吸煙機実験にはいまだ成功しておりません。なんだかんだと換気扇への空気の流れに逆らうほどの吸煙はできず、タバコの煙がよっぽど重いのか室内滞留中の煙を一気に吸煙するには相当の風圧のあるファンが必要と思われで、自作する場合もパワー的に換気扇本体規模のものが必要になりますが、これは振動対策含めて非常に難しい。
限定的手法ながら効果の点から言えば記事中断の「灰皿極付の副流煙だけでも吸煙」という方法が現在のところ唯一の成功例であり、一度滞留した室内の煙は一般的な空気清浄機レベルでしか吸煙できていないのが現状です。
てかパワー的にPC用ケースファンをベースとした某機種は”回転数”的にかなり高性能なんでしょうね。
それから簡易型の空気清浄機を吸煙専用で設置する場合(前述のとおり換気扇のが俄然パワーが強いので)、「換気扇への空気の流れ中間点」のような、換気扇排気の中継ぎ補助的配置とするのがベターに思います。
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空気清浄機の憂鬱
2015年11月12日
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