http://kagewari-retour.seesaa.net/article/414382382.html
(ご友人・知人に初心者の方がいる場合は是非教えてあげてください。)
さて、今回はなかなか面白い統計DATAの報道がありましたのでビギナー向けに「ひとり暮らしの生活費」を考えてみようと思います。
ひとり暮らしの経験無い方には「実現可能な目標値」にもなりますし、なかなか意欲的内容になるものと思います。
さて、報道されたDATAは以下です。
一人暮らし大学生の食費は1ヶ月あたり平均27000円。外食派と自炊派ではっきり差が!
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/31884
<一部引用>
大学生の一人暮らしで気をつけたいのが食費。付き合いで外食が続いたり、天候などの影響で食材が高騰したりと、節約したくてもなかなか上手くいかない人も多いはず。食費に結構な額を費やしている人もいると思いますが、皆さんは月にどのぐらい食費を使っていますか? 大学生を対象に調査しました!
■1ヶ月の食費にはどれぐらいの額を使っていますか?
第1位 20000円 83人(20.7%)
第2位 10000円 56人(14.0%)
第3位 30000円 54人(13.5%)
第4位 5000円 39人( 9.7%)
第5位 15000円 34人( 8.5%)
平均額: 27,071円
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年1月22日~2016年1月28日
調査人数:学生男女401人(男性158人・女性243人)
男性と女性では「食べる量からして違う」ので、上記DATA最安の「5000円」は流石に女性の中でもA級スキルのある方限定的なものと見るべきでしょう(笑
(※一般に自炊ご飯の一膳が約30円〜40円と言われてますから単純計算120円×30でも3600円。男子でご飯一膳って流石に無理あるので、ご飯代だけでも月6000円ぐらいは見ておくべきかと。)
自炊最強ランク目標値を約1万と見積もっても「通常節約約3万」ってところが無難な線でしょう?
外食の無い自炊篭城戦に限り月2万が狙えると考えれば、統計と内容的にも一致します。
仕事やバイトなど”どうしても外食が増える事情”がある場合に月4万前後が目標値。
※ちなみにこの報道ネタの「仕事もしていて自炊とか無いから層の2ch住民(結構いい歳の人が多い)の反応」からログの平均的な線を出すと「6万ぐらいじゃね」って感じでした。←基準値3万プラス交際費3万って雰囲気でしょうかね。
■賃料DATA的には
東京の参考値として「お風呂付の1Rで最安は5万ジャストぐらい・風呂無しだと4万以下も狙える」となります(コンパクトな部屋なら月の光熱費は1万以下となり)、
生活費全体を計算すると、
仕送りだけの学生さんなら「8万〜9万」あれば、後は節約スキル次第(国民年金保険を勘案すると合計で10万前後でしょうか)。
確か最低保証年金の論議があった時の参考金額が7万でしたが(持ち家率や郊外生活も可能な年金の場合だと家賃は割り引いて考えられていると思いますから)概ねこの数値で合っていると思います。
※私が以前某ブログで試算した日本のベーシックインカム実験想定も世帯辺り年100万前後ですが、これもなかなかいい線であったと思います(福祉による家賃補助等は例外)。
●フルタイム新人勤労者(勤務先社会保障有)想定となると「衣類や家財もろもろ含めて水準広さを前提としたお風呂付は6万〜7万」となり、外食経費を+2万と勘案すると「手取りで11万〜13万」あれば足りる計算です(喫煙者は月1万以内を目標に)。
↑
いずれにしても勤労者の方はその所得で完結しないと生活にならないですから、無理でも概算と一致していないといかんのですけどね(笑
↓
前述2ch平均では無いですが、自炊とか無いから層(外食とコンビニ弁当など)だと”若い正社員”の平均的手取り給に収まる(貯金とか無いから)って感じでしょう。
(※20代正社員の平均給与は年収300万円ほどなので、ボーナスと社会保障を除く月の手取りは17万から18万といったところでしょうかね。)
実際のところは、自炊派と比べて「フルタイム勤務という事もあってむやみに外食とコンビニが増える」だけの結果なので生活の水準それ自体はほとんと変わらないと思われですね(外食・コンビニ生活だとカロリー過剰摂取になりそうですが、、)。
注:都道府県に応じて家賃も変化しますが、平均給与も変化しますので「最強なのは自宅SOHO的勤務先と契約して地方都市で暮らす」ってパターンかもです。しかし、自炊派の場合だと格安スーパーや100円ショップなどの利便性は都会のが有利なのでこちらもトータルで考えるとあまり変化無いかもです。
更に、地方都市の賃貸住宅は「東京とか広さの感覚が根本的に違う」ので、東京では考えられない広い部屋を借りていたりしますので(光熱費が上昇する)、そこに公共交通機関の利便性も合わせて考えるとどちらが有利とも一概に言えないですね。
加えて地方郊外には『ミニマルコンパクト』な賃貸住居の母数も少ない。
ちなみにですが、正社員30代中堅で所得も高い層や起業されている代取者さんなどのひとり暮らしの家賃は「高くても12万ぐらい(できれば30平米ランク9万台希望)」なところです。賃料ベース6万ほど違いますので生活のゆとりが爆発的に違うってほどにはなっていないと思われです。
「フェラーリで買い物行くのも、軽自動車で買い物行くのも(実用性ならハイエースが一番便利でも)、行為としてはスーパーまで移動手段に違いは無く、それ以上の差異は趣味性でしかありません。」
食生活そうです。「いずれにしもて三食お腹一杯以上には食えない」のですから。
(中世の貴族なんかは、その限界を超えようと贅沢の限りを尽くした食事を食っては吐いて食っては吐いたなんて逸話もありますが、そらナンセンスですし「そんなことしたら身体壊すよ」って話です。)
更にその上の豊かさが趣味性なのだとしたら、
実際にマニアックな趣味お持ちの方ならみなさんご存知でしょうけど、高価なモノを買うだけなんて趣味にもならんですものね。オーディオだってド貧乏でも全然楽しめるのが趣味人の趣味人たる所以とうか自慢のポイントですよね。
所得が沢山あって困る事はないですけどね(笑
●自炊派の節約スキルって「数字に表れない含み所得」とも言えるので、勤労学生の方はバイトの給与や勤務日数も大事ですが、自炊スキルがあればそれだけ労働時間を減らせます(なんたって本業は学問)。事前にスーパーなどで買い物シミュレーションしておくのもアリかもです。
<オマケ>
●最近奨学金問題や学費高騰が話題となっております。
政府の方で給付型の奨学金制度も検討しているようですが、政府に任せるとその選抜方法などで不平等が発生し兼ねません。限定的な給付型奨学金を考えるぐらいなら(給付型は民間財団に税制優遇政策で推進を図るのがベターじゃないスかね)奨学金の利子を政府負担とするとか、学生の賃貸住宅補助や国民年金保険の国庫負担などの地味な政策が公平だと思います。
(高卒新規就労者の方には給付型所得税還付などにより公平化する。)
加えて、学生さんの進学動機は「就職も見据えての進学」も少なく無いと思うのですよ。
だったら、全ての4年生大学に「”文系に限り”一般教養までの2年制短縮コース」の創設を義務付け「学部などのタイトルは同じままで学籍も残し、社会人になってから残り2年の専門コースを個別料金でランダムに履修可能」とするなどの『大学の制度改革』をやればいんじゃないでしょうか。
2年で終了しちゃえば授業料は半額になりますぜ。
※一般教養の2年部を終了していれば、分割2年の専門コースは別の大学へ受験可能とするとか(勿論過去4年生大学卒業されているシニアの方も自由に受験可能とする)、昨今話題になった文系縮小論とも整合性が取れるような気もしますが。
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