確かにフロアに寝転がってとなりますと、机仕事がやり難いですとか、すっかり怠け者になってしまうだとか、うっかり寝落ちしてしまうなど諸問題もありますが、
フリーリングの広い部屋の良さもわかるのですが「靴を脱ぐ日本人の特性」的に何気に部屋でゴロンとなる人少なくないと思います。
ソファーのある部屋の生活も悪くは無いと思いますが、ソファーを背もたれに座っちゃっている方も多数に思います。
フローリングにラグを敷けばどうってことなく転がれるのも事実ですが、特にRCスラブ床となりますとダントツに腰に負担もかかります(内見でもそれを体感することあります)。
畳の部屋はその点実に高性能でありまして、優れた床材なんですけどね〜、どうしてこうなってしまったのかと思う事しきりです。
確かに西洋型の暮らしが一般的になりましたから寝具もベッドだったりします。畳のへこみも心配だって理由もあるのかなと思いますが、部屋数の多い高級一戸建てやマンションの場合どこかの部屋は和室にってパターンも多いです。ワンルームであってもデザインの問題さえクリアすればまだまだ畳の部屋のニーズってあると思います。
たとえばワンルームにおいて、どのような間取りでどのようなデザインで畳の部屋を考えるか。
難しいところですが、ポイントは「襖」でしょうね。
ドーンとオープンなワンルームの一部に畳が乗っているというのも奇異ですし(そもそもそれ用に床を造らないといけないのでバリアフリーにもできない)、仕切りあっての和室でしょう。
昔の話ですが、某うん億の豪邸の(プールもあるような)キッチン区画の一部が茶室にあしらえられている部屋をみたことありました。
ワンルームに畳の部屋を造るなら、スラブの上にデッキ構造の床を造るのでは”無く”、20センチから30センチのデッキフロアにしてしまい(居酒屋的な?)和室のへりに腰かけられるようにして、畳の下には床下収納もあるよみたいな設計として(つまり掘りごたつも可的な)、襖では無く「障子」でキッチンと仕切るのがよろしいのではないかと思います(高級マンションで和室入れる時にもよく見る手法です)。
寝具はベッドマット直置きみたいな手法として、、
いいと思うんんですけどね、しかし大家さん的にはすっごいギャンブルなんです。
(一般的に管理会社の改装コンサル「まずフローリングにしてください」確定事項ですから)
高齢者の一人暮らしも増えている昨今、
「どんなに暮らしが西洋化しても靴を脱ぐ文化は変わらない」と思うのですよ。
新しいデザインの和室、出てきて欲しいものです。
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