これほど個人差の大きいものって無いでしょう。
公取委規定の不動産資料における徒歩速度は「分速80m」で計算されます。
勿論信号待ちを除く距離的表示なので実徒歩は変わってきますが、そもそもこの速度かなり速めで大人の男性がサクサク歩いた場合の速度と言ってもいいでしょう。
結果として、実徒歩を意図して10分以内と問い合わせがある場合、私は徒歩7分だとか8分をベースに資料を探すのですが、駅からの半径はある一定の幅に収まる事になります。
更に極端な「徒歩20分もあり」場合、東京都市部では「隣の駅に到達してしまう」ため(中央線で言えば荻窪以西あたりから徒歩15分以上で遠いから安いという物件も分布してきますが)、希望駅の15分ぐらいを目安に探すことになります。
自転車通勤などの場合は更に顕著ですが、
普通に健康志向で10キロ20キロぐらいはジョギングで日常いける方もいらっしゃいます。
かくいう私も某2chなどのログで「江戸時代の飛脚は100キロとか余裕で、市井の人もちょっといってくるという場合の距離が20キロやら40キロ普通だった」という話を耳にして(笑
いくらなんでも10キロぐらい歩くの余裕じゃないといかんだろうと思い立ちまして、
取材の時など、隣駅から更に先まで歩くとか多くなってきました。
■仮に(流石に10キロはアレなので)5キロまで徒歩圏だと定義してみた場合
ちなみに公取委計算だと(徒歩62.5分)、
東中野から池袋まで約4.4キロですから「東中野は池袋の徒歩圏だ」となります(笑
勿論これ自転車ライダーの方には余裕の距離。
この考え方で何が変わるって、公共交通の経理と関係無く駅が選べるってところ。
タフな自転車ライダーの方なら毎日10キロも余裕でしょう。
この場合だと、
中野坂上から恵比寿が約7キロなので「中野坂上は恵比寿まで余裕の自転車通勤圏」となる。
■しかも、山手線経路って縦長ですよね。
私がretourブログで頻繁に推奨している都営新宿線曙橋駅(都内では異例に相場が安い)、
曙橋からだと秋葉原まで約5キロ、銀座も約5キロ、表参道まで4キロ、池袋も5キロ、
山手線主要駅のほぼ全てをカバーします(笑
中央線地元的にも吉祥寺を主として見た場合「久我山まではいざとなれば歩ける」駅ですし、荻窪から見た場合「西武新宿線バス便駅は勿論徒歩圏でもある」な認識です。
新宿から荻窪までの丸ノ内線区間も事実上の第二中央線な位置づけですし、
東急圏においても、学芸大から目黒駅まで歩けるとか普通のネタです。
池袋界隈となれば歩こうと思えばいける範囲は江戸川橋・高田馬場・王子・江古田に及ぶでしょう。
何が言いたいって、公共交通の通勤利便性だけに縛られず候補駅を探す可能性はあり得るって話です。距離の計測は「ヤフー地図」機能にありますので、どこまでいけるのか考えてみるのも面白いと思いますよ。
(曙橋や四谷在住の方はロードバイクや電チャリ買うと健康になると同時に交通費0円も夢じゃないですぜ。交通事故など心配な方は江戸時代の人に負けるかと歩いてみるのも悪くないと思いますよ。てかそのスキルは防災上の強みにもなるでしょう。)
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