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隠れ家住居や隠れ家的店舗

2017年08月19日

”隠れ家的”などと評される空間は賃貸じゃないとあり得ないのではなかろうか。
(大邸宅なら戸建てでも可能ですがその場合は「隠れ部屋」でしょう)

戸建てが昭和時代”一国(一石)一城の主”的世界観で語られたり、
現代分譲が結婚契約の担保的に購入されたり、
その存在感が隠れたり薄れてもいかんですよね(笑
私は過去、自分が戸建てを注文するなら(例の代々木”地下だけビル”も参考に)「1階は駐輪場の管理人休憩小屋程度の極小プレハブとして地下に広大なRC造の生活空間を作る(ご近所にも”空き地の監視小屋があるだけです”みたいな)」なんてことを考えておりましたがww、
通常は「隠してどうする」ですよね(てか怪しすぎる)。

これに対して賃貸の場合は、区画整理に取り残されるですとか(再建築不可)、老朽化したテナントビルですとか、はたまた旧法借地権が入り組んで大規模開発が不可能な店舗付き戸建てなど、「ワケあって(底地の資産価値評価が低いため)賃料もお安くなってます」なパターンが存在します。
隠れ家的店舗の場合(企画からして利益追求目的から外れるでしょうから)、賃料の安さは(拘りの資材使い過ぎによる利ザヤの低さも相まって)必要条件になりますし、積極的事業拡大の意思の無い趣味性の高い企画になりますから(軽いノリで入ってくる勘違いしたお客さんも避けたい)わかり難い場所にあることも好都合です。

住居の場合も似たところがあると申しましょうか、生活利便性より極端に賃料安いとか面白い事が優先される部屋を希望しているのなら、その暗韻は仕事関係も所得やキャリア優先では”無い”となります。
プライバシーレベル的にも隠れ家的賃貸がマッチするでしょう。

土地でも部屋でも隠れ家的不動産は公式路線価相場から外れている存在なのですから、部屋の存在そのものが例外事項であり都市生活の個性と言えるのかも知れません。
整備された新興住宅街と、歴史ある街はこの部分が決定的に違っているのかなと思ったりもしますね。


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posted by kagewari/iwahara at 19:05 | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする