私は木造アパートに多く見られる押入れ収納の活用として、常に襖引き戸を外し(だいたい壁のどこかの鴨居や長押の下にはめ込む形で保管できる)オープンにして活用してますが、
凄腕DIYな方であれば「中段棚抜き」に挑戦される方もいるでしょう。
(※webなどの情報ではこの押入れ中段棚はバールだけで簡単に取り外し、再組み立ても可能的に紹介されている場合もありますが、工法は必ずしも均一では無いので賃貸住宅において無理に撤去へ挑戦する事はお勧めできません。)
確かに押入れをフルオープンにすることはリノベーションなどで導入される事がありますが、押し入れは床下強度が弱いものが多いので、本格的な工事無しにはちょっと難しい。
しかし、私はフルオープンにした押入れの中段棚が決して邪魔なものだとは考えていないのです。
■たとえばですが
フルオープンにした収納手前に、昨今廉価に通販で購入できる「収納スツール」などを配置すると、収納力を増加させ且つ中段の切り替えを利用してソファーを置いたっぽい形式にもってくことができます。
やれレイアウトをどうする、背もたれを工作すべきか否か云々など検討する部分は他にもあると思いますが、賃貸の場合は難しい工作無しに床面積を使い切りたいですから、有効な方法ではなかろうかと思います。
●実際のところ、モノが多過ぎると何をするにも限界があるので(笑
ハイCP狙いの木造アパート1Rや1Kの場合、ミニマル主義絶対ではありませんが、どんな場合でも家財は最小限化の発想は合理的です。
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特に、家財購入時の目線として、
誰しもが製品単体の価格で考えちゃうと思うんですよ。
しかし、不動産的には以下の着想も必要になります。
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●駐車場料金みたいに「家財のフットプリント平米数から設置コストを考える」ことです
「これを置いたら、製品価格だけでなく”設置代はいくら”?」という意味です。
賃貸住宅を考える場合、家財のコンパクトさは製品価格だけで無く設置コストも下げます。
「製品価格に加えて、設置代(駐車場利金的な)の合計が家財コストになる」
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更に不動産的視点を加えると、
「上物と底地評価の比率」がとても重要になります。
●自転車駐輪場として3万円の駐車場借りる人はいませんよね。
「1000円のカラーボックスを置くために駐車場料金が月3千円かかってるかも」的な発想です。
勿論、1Kの室内においても”いいとこ評価の床”と”入居者的に評価下がる立地の悪い床”がありますから、均一な平米単価で考えられるものではありませんけど。
トータルコストで考えないとアンバランスになります。
この辺の発想で詰めていくと、自然に家財コンパクトに最適化していくだろうと、
考えているのであります。
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