「現代社会リスクに求められる住居性能」(25日記事のつづきです)
2019年07月30日
やはり、住宅メーカーや大手ゼネコンさんが考える以上に
「遮音性能が重要になっているだろう」←間違いないでしょう
換気機能などについても、熱交換フィルターに一定の遮音性能を設けるなど”社会ネットワークとの関係性”は重視するが「不用意に当事者関係を派生させない工夫」はあってしかるべきだろうと。
こう言えば、保守系の方から、
古く伝統の近所付き合い的な地域コミュニティーのみたいなノスタルジックな話も出てくると思うのですが、その古き良き時代には「苛烈な異端者への村八分的地域防衛」も共存していたワケで、
現代社会のコンプライアンス的に「よくよく考えればそれもどうかと思うよ」な側面あります。
事実、賃貸住宅において基本設備になりつつある
「TVモニター付きインターフォン」
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この機能に”録画・警察への通報と動画を配信するスイッチ”
あると売れると思いますよ。
(警察側のサーバが対応できないのであれば、24時間管理サービス会社などが、通報と動画記録《ダウンロード》を代行するという方法もあり得るでしょう。)
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この機能は、高齢者一人暮らしにおける緊急救命スイッチなどの検討にそのまま転用も可能です。
●考えてみれば、皆さんも無意識に防犯対策取っており、
最近では「郵便受けに名前を掲示しない」方も多いですよね。
管理会社サイド的にも「何号室にどこの誰が住んでいるのか」プライバシー保護がかかっています。
以前から考えていることですが、
「住居にはセイフハウス(スパイ映画などでお馴染みの隠れ家)的性能が求められている」
なんじゃそりゃと思う方いるかもですが、
何も新しい概念ではありません、
昔から存在する「大邸宅」ってどうなってます?
外から建造物すら見えませんよね?
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分譲RCマンションではデフォルトの設備になっているオートロックは上記を仮想敵コンパクトに実現しようというもので(オートロックの基本性能は防犯性では無くプライバシー保護性能)、
特別な話では無いのです。
(戸建てに存在する外壁や生け垣の目的だってそうですから。)
千代田区外国エスタブリッシュメント向け高級賃貸の某マンションも、
「あれナントカホテルのエントランスですかww」なぐらい、出入りを見え難くする工夫がエントランスにあったりします。
広尾の某ガーデンなんとかだとか、過去にretourでリノベレポートでお伝えした高島平近くの高級分譲MSも「道路側からマンション敷地すら見えない」←それこそ各棟が大邸宅のお屋敷的な隠され度となっており、
「プライバシーを守る性能」
まだまだ考える余地があるだろうと思います。
(書斎的ミニマルセカンドルームにも潜在的ニーズがあるのじゃないかしら)
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