これは国交省のガイドラインがそうだからです、
ほぼその線にそった東京都の賃貸住宅紛争防止条例(通称:東京ルール)施行により、フローリングの傷は確実に入居者負担の原状回復対象となりました。
(※プロ的に言うと、他にも「賃貸住宅紛争防止条例」によってかえって入居者不利になったかもという点存在します。)
いいも悪いも事実上法律で決まった事ですから、
その線に沿っていかに対応すべきか考えなくてはいけません。
フローリングに関してはワックス掛けで保全しているものなので”水拭き厳禁”なる注意事項もあります(案外ここは契約時にも説明されてなかったり)。
窓際で結露しやすい箇所でフローリングがガサガサになったりするのも同じ理由です。
■ともあれ、
「フローリングの傷は畳の和室などよりよっぽど注意の必要な床仕上げ」なのですが
対策としては
・チェアマット
・ラグや絨毯
・家財の足に傷帽子フエルト
↑
だいたいこの辺が有名どころと思います。
例外的対策に不織布などを裏張りした5mm厚シナべニアを塗装系カラーワックスで軽く防水して上に敷くって手も無いではありませんが、
「だったらフローリングの部屋の意味が無いのでは」って事にもなりますからね(笑
いずれにしても、
時々ですが、大家さんが奢った仕様で造ったデザイナーズなどで、黒檀の無垢板仕様フローリングなどというトンデモ高価な仕上げも存在します。
(過去最強なものに、海外の特殊な床材で張替修繕も効かず、傷は大家さんがサンダーで削って表面仕上げやり直すという床材もありました。←原状回復費用の計算ができず「契約書に直接家財を置かない事」が明記されていたのです。)
昨今はそれもあって修理費用が幾分か割安の「樹脂製フローリング」も登場しておりますが、部材強度の関係なのか(弾力性でしょうね)樹脂製のが傷は付きやすいのかもと思うとももあり、
不測の事態に備えて防護するのが正しい判断でしょう。
(ちなみにプロ的に「洋間の正しい床仕上げはカーペット張り」です←ホテルもそうですよね)
床材が高級そうな時ほど注意すするべき。
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