(2/28後半に一部追記)
そもそも医療の問題なので、ワイドショーなどで素人が軽率な発言すること自体オカシイですよ。
エビデンスを提示した上で呼んでる専門家に質問するならまだしも、
『興奮』して独演会のノリで結論まで発言し始めたら「ただの風説の流布」でしょ
挙句の果てに、煽りネタを提供する一般素人を募集しているという話も聞きます。
この案件は重症化する可能性のある患者には命に係わることなので、
視聴率や政権批判は結構だけれど、
人の命を何とも思ってないのか、はたまた「犯罪的なほどのバカ」なのか、、
なんでしょうか、昭和の昔に「TV見ているとバカになる」って言葉ありましたが、
昨今はSNSや中途半端なネット情報に「すわ特ダネか」と飛びつく(公取的にも怪しい既得権で高給取りの)情報弱者のメディア関係者がずらり並んでいるのかしらと、、
流石にちょっと気分悪くなります(TVの報道内容をネットで確認しているだけですが)
(※ちなみに「感染者の検査」と言っても、国内とクルーザー船内とでは全く状況判断が異なる:詳細後述)
●現在医療専門家の間でも「検査優先」「検査すること自体には意味は無い(重症化する可能性のある感染者の発見が目的)」大きく分けて二派に分かれており、
メディアは双方の根拠を報道して「この場合はこう、この場合はこう」の論議なり問題提起をすべきで、世論の危機感煽るのに都合のいい方を選んで、政府の判断を一方的に批判するとか「目的を履き違えている」としか言えないでしょう。
ここで問題提起をするならば、
前述括弧記載のとおりで、
「限定的地域や場所の高い感染可能性から、エリアの閉鎖や地域の封鎖をした場合」には、内部的な全検査の有効性はあると思います(ある意味エリアや地域そのものを隔離しているのですから)。
↑
この場合はほぼ全員に感染の可能性がある想定の中で、隔離エリアから出してもいい人を特定しなければなりませんから(エリア隔離という自由を制限する措置を行っている以上、根拠の証明が必要になる)、検査が優先されます。
(※確かにこの点において政権の動きは物足りない部分があったかも知れない。「クルーザーという施設そのものに感染を蔓延させる要素があった」事を見誤った。←と言っても「だったらどうしたらよかったのか?」有効な方策があったとも思えない。)
■つまり、日本の一般的な医療現場でも大規模な検査を行うべきだという主張は、論旨のひとつに「日本全国に感染が大きく拡大している可能性」を前提としていると同時に、(クルーザーの事例から言えば)どこぞに避難できる安全地帯の設定が無ければ有効性が成立しません。
だとすると?
(クルーザーなら下船するだけで、安全地帯に退避することを意味したが)
そもそもの根拠である「日本全国に蔓延しているのではないか(安全地帯は無い)」と矛盾してしまいます。→その結論が「あなたは陰性ですから”十分に感染予防に留意してください”」であれば、最初から検査する意味が無いのです。
(※早期発見治療に特段の意味が無い件は、重症化を抑制する治療方法が存在していないためほとんど意味が無い。)
(※無症状の感染者を特定して、自主的隔離に協力してもらうという意味であれば、重症化の端緒が確認されてから検査を受けてくださいなどの自主判断と難易度は大きな差が無いだけでなく、不安になる軽症感染者が入院希望で殺到する可能性を否定できない。→これは認められず自宅療養を求められることになるので、結果同じ事になる。)
■対立している「検査では無く重症患者の発見を優先するべき」という主張は、
根拠のひとつに「今回のウイルスはインフルエンザ級の感染力は無く、インフルエンザの感染予防をできる社社会ならパンデミックに至らない」というのがある。
(※インフルエンザの感染力が半端ないのは事実)
仮に感染力がインフルエンザの10分の1の場合(統計が信用できない中国以外の感染者数とインフルエンザなどを比較すればそう大きな乖離は無いと思う)、新型コロナの致死率が仮に2%でも全体で言えばインフルエンザの0.1%と大きな違いが無くなる(せいぜいが倍程度)。
※現在新型コロナの致死率は2%〜0.2%までまだまだ大きな開きがあり未確定
であれば(感染力がインフルエンザほどでは無いのだから)
一般庶民は感染予防優先で、
症状から感染が予見される患者だけを(重症化の発見のため)検査する、という判断。
(重症患者を入院させるベッドは限られているため)
弱点があるとするなら(どういう仕組みなのかにわかに理解できないだけれど)、
「未症状でも感染者からも感染が起きる可能性」です。
仮に、未症状感染者にスーパーナントカが発生した場合、予防の有効性根拠が怪しくなる。
(政権、小中高休学指示の狙いはここか?←若年層はそもそも無症状の事例が多いから)
●高齢者や持病のある人が感染症に注意しなければいけないのは、今回のウイルスに限った話では無く(昨年度は好成績だったらしいけれど、米国同様に日本のインフルエンザの死亡者数が近年右肩上がりなのと高齢化の進行には関連性あるかも知れない。)
有名な死因に誤嚥性肺炎があるのもご存じのとおり、
言うまでも無く、通常の風邪やインフルエンザにも注意が必要で、
確かに今回の新型コロナウイルスの症状に肺炎があるため、更なる注意が必要なのは事実だけれど、高齢者や持病のある方は「不要不急の外出を控える」のは日常から注意すべきことだし、
同居世帯の場合は、介護など濃厚接触者がより(自身の感染を)留意したり接触時には事前の手洗いやマスクを着用するなど。
確かにこの点に限り、無症状感染事前検査の有効性はあると思うが(その根拠はウイルスが既に蔓延しているという推定なのだから)その後の感染抑止を担保できない以上、そこにどれほどの意味があるのかわからない(毎日検査するワケにもいかないだろう)。
<追跡報道なりで追いかけるべきテーマは、>
「新型コロナウイルスの感染力(と蔓延の想定)」
「無症状感染者の感染力」
「重傷者の推移(と医療機関のベッド数)」
にまとめることができると思う。
・注意喚起する点は「微熱があるのに旅行したり、会社に行くのはいい加減にしなさいって話
・ちなみに全面的な入国制限論と検査優先論は同じ着想だと思う
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