心理学ブログの原稿書いてて思いついたことなんですが、
所謂一般的人格『共同幻想』適応系と『歩留まり』適応系の場合、プライバシーエリアの代表は「風呂とトイレの中」になるんですが、
同時にここで意味するものは、
「ちょっとアレはどうなってんのかな」とにわかに口にできないことも風呂の中だとアレコレ考えることができるを意味し=そういうことを考えやすい環境として最大なのは(頭を整理しやすいのですから)「浴槽に入浴中だろう」と推定できる。
※勿論1Rひとり暮らしの場合は居室全体がプライバシーエリアとなるので、3点ユニットなどで専らシャワーバスなどでも全然OKです(そのニュアンスを高める間取りとしてストゥディオとなっており居室からダイレクトにバスルームに入れる設計が好ましい)、
今回の話は二人入居以上のファミリー世帯の話になります。
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そんなワケで、住宅購入や戸建て注文住宅などでは様々な角度から浴室重視の方向性があります。
ハードなサラリーマンの方など、疲れて帰ってきて「シャワーだけで」って場合も少なくないでしょう。
しかし、心理学的には(あくまで桶屋儲かるじゃないですが”こうなってこうなるとこうじゃないか”って話ですが)「浴槽にお湯張って入浴するのがベター」だと思いますね(メンタルヘルス的に)。
時に高齢者介護でも入浴サービスが重視されるのも、
日常の活動量が下がっている場合、活動代謝を代替する効果もあるからです(わかりやすく言えばストレス解消)。逆に言えば日々買物など日常活動がある場合は必ずしも高い頻度の入浴は必要ありませんが、高齢化社会を考える時「日常の活動量が下がっている世帯」をベースに考えますからね。
●このプライバシーエリア論的に言えば<オマケになりますが>
時に防犯性能を持たないケースの多いオートロックですが、
オートロックの本旨は「プライバシー性能です」(防犯性は二次的なものと考えるのが吉)
そういう意味で、再び高齢者世帯の話に戻ります(そんなオートロックを踏まえると)
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訪問介護や介助で、赤の他人がそこに干渉することは「ちょっとヤバい」んですよ、、
(そんな事言えば”銭湯の高齢者健康ナントカ”はどうなるのってご意見あるかもですが、裸の付き合いのルールとして”無礼講”的な要素も自然発生しますし、確実に隣の席との間で結界発生します。←目に見えない壁が確かにある、※そういえばアニメ演出でもよく銭湯や温泉ネタを入れて本音の吐露などに繋げてます)
入浴できればいいってもんじゃないのよ。
その意味は”プライバシーエリアだからこそ”ですから、
※それ関係には「浴室でひとりにしてあげる時間」みたいな工夫も期待したい。
(だって恥ずかしくて歌も歌えないじゃないですか、、風呂とトイレのプライバシーすら失われるのだとしたら、これは目に見えないストレスになります。)