FRBのパウエル議長が利上げ関係の記者会見をしたようですが、
多分判断間違えてますね。
米『民主党』ケツ持ちウォール街の圧力で「景気後退は無い」言わないといけないらしく、現在進行している欧米のインフレを金利で収めようとする愚策を転換しないという発表です。
そもそも欧米インフレの原因は以下(ロシアは最後のところで出てきます)
1)ロックダウンやり過ぎ(補償やり過ぎ←これは必ずしも悪くは無い)
2)サービス産業のワクチンパスポートやり過ぎ(流通コスト爆上げ)
3)最低賃金上げすぎ(これは愚策というか本来休業補償とトレードオフ)
4)SDGsやり過ぎによるエネルギー枯渇(供給を自分で切った)
5)ドルやユーロの信用不安(ロシア経済制裁ブーメラン)
■つまり端的にいって欧米のインフレは、人件費高騰と流通コスト増が原因で、
光熱費に関しては確実にSDGsが原因です。
(カナダとのパイプライン閉鎖して中東に増産しろは笑うところです)
ドル・ユーロ基軸通貨の信用不安は、ロシア経済制裁のブーメランです。
これは小学生でもわかることで、BRICS経済圏がドル・ユーロ決済から大きく抜けますので、ドルやユーロはBRICS経済圏において以前のような国際通貨では無くなってしまうからです(ドルやユーロをもっていてもロシアの石油は買えない)。
ウォール街はロシアの急速な弱体化でも夢見たのかもしれませんが(それも大概ですが)、
ウクライナ紛争規模でそんな事が起きる筈も無く(動員兵力は双方数万〜多くて20万レベルです)、せいぜいがウクライナ経済の破綻ぐらいです。
このままいくと、旧東欧経済は米国やEUの支援金無しでは立ち行かなくなりますので(しかもドルやユーロ貰ってもロシアの石油は買えない)、そこで基軸通貨の金利を上げると(ドル・ユーロ圏の経済は投資の減少により実質縮小しますから)供給不足と信用不安によるインフレを固定化させるだけです。
※ウォール街の狙いが、旧東欧を破綻させてから従属国家に堕としたいのであれば別ですが
(にしてもその各国にも選挙はあるんですよ?)
「うーん、、、ウォール街の人はメディアを牛耳れば『民主主義』をコントロールできると思っているのかもしれませんが(「ウクライナ紛争」の米プロパガンダも成功しているとは言えないと思うんですが、、、)」
イタリアではドラギ首相が辞任し(この人も国際金融畑の人ですが無能を晒してしまい)、カナダでもフランスでもドイツでもポルトガルでも”そっち系政党”が大幅に負けるんじゃないかという情勢。
米バイデン政権の支持率なんて最悪レベルです(中間選挙で米『民主党』は爆敗すると言われている)。
端的に言って「米国とEUは大失敗した」んです。
(なのに失敗を認めたくないので利上げって、、)
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