前回記事の突っ込んだ話興味ある方は心理学ブログにも書いたので以下どうぞ
https://kagewari.seesaa.net/article/502120810.html
さて前記事の予測どおりじゃないですが、
麻生氏は自派閥を解散しない旨、岸田首相に伝えてますから、
雪崩式に「大宏池会」結成でしょう(笑
麻生氏は(政治的主張と裏腹に)義理人情で河野洋平担いだ人ですが、麻生派としては河野太郎を首相候補に推してるワケではありません(麻生派内で河野太郎氏は所謂「雑巾がけが足りない若手」である《しかも河野太郎を推薦したことのあるガースーを麻生氏は嫌悪してますから》)。
ある意味麻生派一強に近づくのかもしれませんが、
●これを脅威と感じるのも自民党議員さんの本能でしょう。
案外簡単に保守系は保守系、利権系は利権系で「お金のやり取りの無い政策集団」に糾合していくものに思います。
そもそも派閥とは自分の立身出世のため「誰かを首相に担ぐ仕組み」ですから(或いは担いでもらうため金をばら撒いて仲間を集める仕組み)、総裁選の自由投票率が高まりより活性化するのではないかと思います。力の落ちていた派閥領袖の影響力が無くなりますからね。
●あくまで個人的意見ですが、
岸田首相と安倍首相が(政治的主張と裏腹に)友人だったことは周知の事実であり、
高市早苗氏を推した安倍首相が、岸田政権樹立も意識してこの擁立を行ったことも岸田首相は誰よりもわかっており、人間関係はまったくありませんが、自分が選出された総裁選で2位だった高市氏を「十分次の総裁候補の人材」と彼が個人的に認識していてもおかしくありません(安倍首相の事を思えば余計に)。
ところが町村派の時代だったかな、安倍首相への造反投票か何かを理由に清和会からほぼ除名され離れていた高市氏は清和会内部で「雑巾がけが足りない上に、一度外に出た人」であるため(派閥復帰も拒絶され)、幹部から「派の総裁候補として好ましくない」と思われており、次の高市氏総裁選における最大の障害が皮肉なことに清和会(旧安倍派)だったワケですよ。
■今回の宏池会、二会派、清和会の派閥解散により次の総裁選で有利になったのは高市氏であり、「彼女に力があればこの好機を逃さないだろう」的な目論見が岸田首相にもあるのじゃないかって思うのです(別に高市氏を岸田首相が直接応援しているとかではなく)。
確かに岸田首相は財務省コンプレックスだし、優柔不断で指導力やカリスマ性もありませんが、私利私欲で政治を行うタイプではありません(彼にあった私利私欲は首相になれたことで達成されており)。彼にできることは限られているのだと思いますが、彼なりに「できることはやっておこぜ」って考えがあるのではないかと思います。
国民民主党との連立も視野に入れた組閣は、自分が選挙やれば次負けることがわかった上での動きでしょうし、(こういう表現はどうかと思いますが)彼は首相の器ではないかもしれないが、悪い人では無いと思いますよ。