岸田首相は「宏池会解散したので、麻生派が引き取っていただければ大宏池会ですよ。よかったですね」と言えるからです(加入者が殺到するならね)。
安倍首相亡き後、岸田首相は麻生氏と茂木氏に逆らえなかったとも聞きます(思うように政権運営もできない)。麻生氏が「何してくれんの」言ったのは事実だと思いますが、前述のように岸田氏が麻生氏を裏切ったワケではありません。
麻生氏としても「めんどくさいことしてくれたな」と思うかも知れませんが、随分昔に岸田氏は総裁選出馬を巡り麻生氏や安倍首相に相談して「君そんなことを俺に聞くなよ」言われたことがあった筈で、岸田首相としては「どうですか、今回はスパッとひとりで腹を決めましたよ」という側面もあるでしょう。
麻生派からも(お前はとっとと出て行けよってのが)退会したりしてますが、
「表向き金と人事を扱わない政策集団ならいんだろ」の理解があるでしょうから、言うほど困ってはいない筈です(麻生氏の誤算はむしろ茂木派の内乱でしょう←怒ってるとしたらどちらか言えばこちらでは?)。世の流れとしては、麻生派も形骸化していくのかなと思いますが、このまま派閥を放置しても検察に首根っこ抑えされている形になりますから(検察は議員全員の口座他抑えてるとも聞きます)、派閥に所属する=いつでも誰でも気分次第で逮捕できるのであり(岸田首相の狙いもその回避にあると思われ)、どこぞの国に一生逆らえないことになっちまいます。
■「政界にも昭和の『共同幻想』崩壊の波が」という”落ち”なのかも
(ある意味安倍首相が夢見た戦後レジュームからの脱却、その一部を友人だった岸田首相が実行した。)
正直「これから俺達どうしよっか」な方もおられると思いますが、
自動的に公明党との連立も様変わりすると思います。
(この連立の鍵が「選挙協力」だからです)
選挙協力を派閥の意思でまとめて、執行部にって行動がもうできません。
「え?誰に、直談判しないとダメですか?」とかね。
議員のみなさんも初心を思い出して、政治家らしくやりたいことをやったらいんです。
もう昔と違って、次も当選できる保証はどこにもありません。