「ウクライナ紛争」において、そらロシア系メディアにプロパガンダが無いとは言いませんが(なてかな、偏向言ってもタス通信などはロシア軍の被害を報道していないだけですよ)英国やらウクライナ支援国のプロパガンダには意味の分からないものが多く(マイダン革命の時から戦争広告代理店ついていますから)、それを真に受けてる一部親米保守論壇の妄想が見るに堪えないものになってます。
■一番酷いってか、知見を疑うのは
主として英米が発表するロシア軍の被害です。←これを根拠に今にもロシアは敗戦するみたいな妄想を彼らは語るんですが、「いやいや見るべきは戦線でしょ、、、」
しかも(彼らはオリバー・ストーン監督の『プーチン・インタビュー』も観てないのかな《それで研究者と言えるの?》)ロシアの軍事ドクトリンというか、伝統的戦術は「どんなに自国軍に被害が出ても、肉を切らせて骨を断つ」(縦深陣に引き込んで最終的に包囲殲滅)というものなので、被害はナンボ出てもいんです。
いやいやどういうこと?おっしゃる方いるかもですが、
プーチンは「それがロシア魂だ」(ロシア人の戦い方だ)と力説してるのであって、先日のタッカー・カールソンのインタビューでも決して降参しない”ロシア系ウクライナ兵”のエピソードを語ったのもその意味であり、囚人兵や金で釣った傭兵団にモスボールといって保管されてる古い武器を持たせて突撃させるなど常套手段であり、ジョイグが思ついたのか知りませんが後方に防衛ラインを敷いて、わざと後退し、このラインにウクライナ軍を引き込んで消耗させるなど「これは意図した戦術で」、ぶっちゃけ勝てれば被害などナンボ出てもいいってのがロシアの戦い方なんです(相手も消耗戦に引き込んで疲弊させ、最後に包囲殲滅する)。
※今現在でも一部の戦線では、「あえてウクライナ軍が侵攻した区画を奪還せずに、ローテーションでやってくるウクライナの新兵達を延々と撃破し続ける戦術」やってるところもあります。
兵の損失が戦況を分けるのでは無く、物量込みで兵の補充や士気の点から見ても
(英米のロシア軍被害推計の正誤と無関係に)兵士の給与をドンと上げたロシア軍は志願者も多く集まっているが(それが失業率を引き下げたと言われるほど)、これに対し(ロシアのウクライナ軍被害推計の正誤と無関係に)ウクライナでは無理な徴兵により街中で拉致まがいの”さながら人間狩りのような”兵員募集が行われていたり(ウクライナでは現在男性の国外渡航が禁じられている)、兵役を逃れるための賄賂が横行し担当者が処分されるなど(これはウクライナからの報道で出ています)、兵員の補充に苦しんでるのであり(先日の国防相解任もこの補充兵員の規模をめぐる政権内不一致とも言われた)、つい先日はモルドバ国境に逃亡しようと殺到するウクライナ男性の報道があったばかりです。
ウクライナ軍の弾薬不足も報じられている中で、いったいどこにロシア軍が明日にも敗退する状況があるのか(どういう妄想世界を見ているのか)さっぱりわかりません。
●カソリックの本山バチカンのローマ法王すら「ウクライナに白旗をあげる勇気」を求めたのが話題になってましたが、これは即ちポーランドの有権者にとって決定的なもので(14年のウクライナ政変の以前からこの紛争の背後に米国の意向を受けて動いていたポーランドの存在があります)、傭兵として既に万単位の兵員をウクライナに送ったとも噂されていたポーランドは(ここプーチンも明言していた)、今後もその方針を維持できるのかわからんのです。
自称親米保守の方々がいったいどんな幻想を見ているのか知りませんが、
あ り 得 な い
私はロシア軍が楽勝するなどと言ってるのではなく、
少なくとも現在の状況はロシア軍優勢に間違いは無く、(幻想なのか願望なのか)明日にもロシア軍が敗退するかのような話を真顔で話している様子は、ちょっと引いてしまう(利権絡みで言わされてるならまだしもドヤ顔で言ってる人もいますから)。
●心理学的には「プロ野球ペナントレースで考えてみましょう」
こういう話をよく聞きませんか?
「夏場超えれば阪神は必ず落ちてくるから、他球団も阪神マークでエース級ぶつけてくるので楽勝」←これと同じですよ(根拠があるのか願望なのか区別が付かなくなってる)
しかも国際政治の舞台で(ドンパチ始まってるのに)「西側には正義があるから道徳的正しさで多数派を形成できる」とか(これも一部のファン怒らないで欲しいんですが「どこそこのチームは狙ってデッドボール投げてる」などの批判と似て)、【国が違えば道徳も違うって世界】で何を言ってんのかと(宗教信者なのかと思います《親米教?》)。
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ロシアが明日にも負けるとか言ってる自称保守系識者の論議は上記と変わらんですよ、、
(プロ野球の順位予想やってるんじゃないんだから)冷静な大人の論議とは思えません。
しかし、どうしてこうなっちゃうのかな、