高市氏を応援する保守論客に長谷川幸洋氏がおりますが、
私はその論考少し違うと思うのです。
ネタ動画はこちら(興味ある方は是非)
【強力な「高市応援団」が現れた!?】『当選しても敵だらけの高市氏』
https://www.youtube.com/live/X-mSs6qmHOM?si=tCWXiIBL6XvGdFnb
動画中で、皮肉なことに中国やロシアの領空侵犯、とりわけロシアが高石氏の追い風になっている話が登場しますが、
ここで長谷川氏は「ロシアは中国の弟分みたいなものだから習近平がお願いすればこれぐらいやりますよ」と言及してますが、いやいやリアルポリティクス派でミアシャイマー教授の有料講座視聴されている方とは思えないミスがあります。
核戦力において中ロの関係はロシアが圧倒しているからです。
(いくら表向きのGDPが高くても中ロ関係はロシアが上位)
中国の領空侵犯が一度であったことに対し、ロシアがしつこく三回侵入した件をどう読むか?
こりゃ明らかに、中国の要請で(共同海上演習の一貫とのこと)領空侵犯に行った”ついで”に「日本の保守派を刺激して、高市氏首相のほうがいいよ」とマジ応援の意味があったかも知れません。
何故って?自民リベラル派は全員バイデン『民主党』寄りの(戦争の拡大に協力する)ウクライナ支援議員だからです。
安倍首相は元々プーチンと話せる仲であると同時に、ウクライナ紛争が起きる前にゼレンスキーに「紛争を未然に防ぐため、ミンスク合意を守りなさい」と忠告していたのであり、高市氏はその後継者ですから(ロシアはマジに高市氏に勝って欲しい筈です)。
そして正直中国はそんなこと思っていない(笑
中国の要請にかこつけてロシアは自国の利益優先で事に及んでいるのでしょう。
そして長谷川氏は「マスメディアの高市叩きも苛烈を極めるだろう」と発言してますが、
どうでしょう?私はそう思えません。
理由は簡単で、菅氏同様に高市氏も総務大臣経験者であり、総務省に顔が効くからです。
(菅氏との対立も総務省人事をめぐるものだと言われている)
日本TVのインタビューでアナウンサーがビビったのはそれが理由です(この世論調査とやらは放送法守っていらはる?)。
●更に高市氏の政権公約ですよ
「官邸に中央情報局の創設(内調を吸収し廃止)」
これはNSCを拡充するものですから、外務省や財務省、そして”日米合同会議の上位概念”として官邸機能を高めるということです(そもそもそれを狙って安倍首相はNSCを創設した)。
多分、高市氏は個人では無く「官邸機能」という組織でこれに対峙する腹です。
(自民党総裁としての政権基盤は弱くても、首相として絶対の強者であればいいのですから。)
彼女が当選したら”面白い事になる”と思いますよww
●それから、中東情勢もちょっと違うと思います。
イスラエルは「イランはビビッて何もできない」と読んでいるのだと思います。
(というかそういうカード《テヘランでの暗殺と無線機爆破攻撃》を持っている)
イスラエル保守派の狙いはガザではなく、最初からヨルダン川西岸のヒズボラ=イランでした。
陰謀論では「ネタニヤフは意図的にハマスを泳がせていた」と言われてるぐらいですから。
全面戦争ではなく、「最初から何もできないのだからすっこんでろ(イランは国軍は世俗派ですし、どちらか言えば国内向けの側面もある革命防衛隊に本格的な抗戦能力は最初から無い)」を確定させたいのだろうと思います。
※重要なことですが中東各国には本気でパレスチナ支援をしてる国はありません(エジプトは明解に迷惑だと思っているから国境を閉じていた)。今回の通信機爆発事件においてはヨルダン国内で「ヒズボラ批判(迷惑)」が起きているという話もあります。
こういう表現はどうかと思いますが、パレスチナ人を支援しているのはイスラエルの左派政党や欧米左派世論であり、そもそもパレスチナの一般住民達だってハマスやヒズボラの政治部門は支持してもテロを行う武装勢力を支持しているのでは無いでしょうに(現状パレスチナは”中東の盟主は誰かをめぐる”イランのイスラエルに対する嫌がらせの鉄砲玉に使われているワケで、パレスチナ支援じゃ無いでしょう)。
■パレスチナ問題は(近隣諸国の干渉を排し)イスラエルの「二国家解決」以外に救済策は無いでしょう。←本気でパレスチナ住民を思うならこの一点で先進各国が連携すべき話だと思います(ハマスもヒズボラもジュネーブ協定を守る正規軍以外の武装を認めない)。
イスラエルを支持するのか?と言われるかもしれませんが(イスラエル保守派は二国家解決大反対ですってば)、イスラエルからユダヤ人は全員出ていけなんて実現性がどこにあるんです?
しかもイスラエルは核兵器持ってるんですよ?
同時にイスラエルの国是は「世界を敵に回しても戦う」です。
不動産の世界における仲裁案”折半”しかないでしょう。
(パレスチナ・イスラエル紛争とは不動産紛争ですよ)