最近は書いていないのですが、経験の無い方で3点ユニットの利便性を御存知無いビギナーの方向けの説明となります。
「第一希望はB・T別だったが」という方もすくなからずいらっしゃるでしょう。
東京における賃貸事情と言うか、ベテランの間では「3点ユニットの方が評価が高い」なんてこともありますので、この辺を説明していきましょう。
それがそのまま3点ユニットの使い方になります。
(但しこれってその部屋の設計が3点ユニットの有効性を活用できるようになってる場合です)
コンパクトな1Rなどの3点ユニットは(そもそも脱衣もありませんし)室内があまり寒くないので、トイレにカバー等は基本必要ありません(冷たい人は仕方が無いですが)。
何故なら設計のコンセプトは、入浴する場合ザザッーっとトイレにお湯がかかってよい前提になっていて(そのまま洗い場なのでトイレ側にも排水口があるんです)、入浴時に日々トイレ掃除も同時にできるように考えられてます。
※なので3点にシャワーカーテン引くのは管理会社の間違い(正しくはシャワーカーテンNG)
また、その場で脱衣するワケで
最低限の洗濯は3点の洗面でできちゃいます。
入浴時のお湯も利用できる。
同時に、浴室乾燥機能が無くても、3点ユニットには乾燥機能が基本性能に入ってます
何故なら換気扇を24時間稼働させるのが利用原則だからです。
ですから建付けはトイレ側が洗い場なんです(そういう方は少ないと思いますが概念はそうなんです)、ゴミ取りネットはトイレ側の排水にはありますが、通常浴室の排水にはありません。
なので、3点でシャワーを利用する場合「排水口ネット」を100円ショップなどで購入して設置するのは必須です。
※ひとりぐらしビギナーの方がこれを知らずに防水トラップに髪の毛を詰まらせてしまうケースが多いですから注意しましょう。
入浴の方法からして(現状の3点でトイレ側で身体を洗う方のが少ないと思われなので《日本式3点みたいな話になりますが》)
お湯を張る→いきなり浸かる→湯船の中で体を洗い→水を抜きつつ浴槽を給水雑巾などに石鹸つけて洗い→最後にシャワー
”だいたいこんな感じ”です。
ご実家のお風呂の入り方みたいに考えると(最初に身体洗っての入浴文化)、
どうしたらいいのかとなってしまうと思いますが、「あー西洋式なんだ」と割り切って適応しましょう。
※ちなみに欧米では入浴の慣習が著しく低く”ほとんどシャワーだけ”だったりするそうなので、このばやいシャワールームだからという意味でシャワカーカーテンが登場したりするんだと考えていいと思います(浴室そのものが広いため《真面目な話「片隅に風呂が設置されてる部屋みあいなんもあります》)、欧米式の3点の設計にはカーテンではなくて浴槽そのものに引き戸がついてほぼ密閉構造になってるものもあります(用途がシャワールームだからなのでしょう《またこの場合排水構造も違ってると思われます:髪の毛流しても滅多に詰まらない大口径だとか》)
私の説明も某管理会社利用説明のパクりみたいなものですがww
東京ビギナーの方、3点ユニットは日本が発明したなかなかの優れものですから(東京オリンピックのホテル建設ラュシュの時にユニットバスを建材として発明したとされる)どうぞ嫌いにならないでください。賃貸ベテランの方には居室が広くなるので3点のが好きだという方も少なくありません。
■長年の入浴習慣を変えがたいのでB・T別マストの場合は
「部屋探しは木造アパートを軸にしましょう(MSなら鉄骨造)」
(PC造の設計では床下排水の最短化がマストなので無理なB・T別の設計にはレイアウト上の制約があり、結果必要な平米数も多くなるのでどうしても賃料が高くなるのです。)