<メギルの球速修正しました>
ブルワーズ、最後の最後に誤って内角投げちゃいましたね。
米国での解説では間違った論議も出ていますが(フィリーズの内角攻めが大谷君の開きを早くしたと)、大谷君が開いたのは”内角打ち”を意識していたからだと私は思っています。その待ってる内角に地区シリーズにおいてフィリーズの強力な左腕が”シュートシンカー系”で抉ったため(大谷君はこの内角ボール球にスイングしたことに注目《彼は打とうとしていた》)、開きが早くなったというか軸が斜め後ろにズレたように感じました(内角球に距離を取るためです)。
結果ストライクゾーンまでズレてしまった。
※大谷君は投球でも外角から入るスライダー(左打者に対するバックドア)投げる時に、類似の”外回りする軸のブレ”出ちゃう時あるので、まだまだ上半身が強すぎる弱点があるのかもしれません(或いは下半身の疲労)。
とわいえ、前日に外角のカーブを片手で拾いましたから、彼も(見逃し三振連発したのは全て外角球だった)外角のストライクボールの判定がおかしなことになってることは十分気が付いていた。
この日外角に投げてもホームランになったのかはわかりませんが、
コントロールミスもありつつ(2本目まで打たれたボールは内角寄り乃至内角のボール球だった)、球場の外まで飛ばされることになりました。
3本目もブルワーズの抑えメギルの99マイル(後にメギルは内角にいっちゃったと証言)158キロ直球をバックスクリーン左の中段に叩き込むワケですが、米国解説陣も説明してるようにこの打撃が本来の大谷君のスイングでしたね。大谷君にとってやはり右投手の方が相性がいい、
ブルージェイズやマリナーズに「大谷君攻略用左腕」がいるのか流石にそこまで見ていませんが、今現在でも相手チームは左投手でチャレンジすべきでしょうね(勝負球は通常の外角スライダー《間違えてはいけません》)。
ここで大谷君が完全に調子が戻っているなら、左投手の外角球に対するストライクボールを正確に見極め、四球を選ぶかバックスクリーン方向への長打乃至拾ってくると思います(こうなったらもう歩かせるしかない)。
さて、どうなるのか、シリーズが楽しみです。
いずれにせよ、ひょっとすると大谷君的にはベストスイングではなかったかもしれない「”あの2打席目の場外ホームラン”がトンデモ無いことになっていた件」は今後の大谷君にとっても想定外だったかも知れません(よくある左打者の右に切れる大ファールが、上に上がる大飛球になった感じでしょうか)。
大谷君の本来の打撃はセンター方向とよく言われますが、左の強打者として変と言えば変なんですよ(強打者=引っ張るイメージですから)。あの2打席目の打撃を狙って繰り出せるようになれば、年間60本超えるのでは無いでしょうか。
■大谷君は「今シーズンは好調と呼べる時期が無かった」と証言してますから、センター方向への打撃に満足できなくなっているのかも知れません。現在の彼が左の強打者本来の引っ張る打撃を模索し始めているのだとしたら(今回始まる前に大谷君の打撃が古田が内角打ち放つ感じに似ている気がした部分)、今後の彼は”よりトンデモナイことになる”でしょう。



