これがいい意味でとも悪い意味でとも安易に言えないところが凄いですよ。
(果たして米国政界においても彼の真意を理解している人がどれだけいるのでしょう)
強烈なのは、彼が誰に相談するで無く(時に歴史的知識や経済学の理解を間違えつつも)自分一人で構想を練っている事でしょう。
故に周辺人物などの情報として真意が外部に出てくることが無い。
右腕はいますが、各人その担当分野を任されているだけで、全体のグランドデザインを知るものはトランプ大統領自身だけです。
「場合によっては地上軍も投入する。世論の理解は気にしていない。(全てを話せるわけではないが)今必要だと信じることに全力を投入する。」
※ある意味再選の無い大統領ですから、そこまで振り切れるのもわかる気がします。しかもレームダックすることの多い2期目の話でもありません。1期しかできないからこその大胆なのでしょう。
トランプ大統領の中国への向き合いひとつとっても、本当のところは誰にもわかりません。
過去にそんな政治家を見た事が無い。
イランの海軍艦艇を先日の攻撃で全艦撃沈したらしいですが(文字通りに全滅)、仮に地上軍を投入するとしたら殲滅したイラン海軍基地のある港湾施設の占拠じゃないでしょうか?
目的はホルムズ海峡封鎖の解除です。
ロシアのプーチン大統領もほぼ同時にサウジとUAEに電話会談を行っており(紛争の拡大を止めることと早期収拾の合意)、国連での批判はありこそすれロシアは直接イランを支援する動きを見せていません。
考えてみれば、プーチン大統領の腹もわからないとこあります。
ロシアと言えばラブロフ外相ですが、クレムリンでプーチンがラブロフに全ての考えを共有するとかは無く(メドべージェフには更に共有されていないでしょう)、あまりに個人で政策決定をしていたため、ラブロフなどの批判を抑えるために先日のジュネーブでの和平交渉の結果報告会を、重要閣僚を全員呼んで会議形式にしたほどです(過去は大統領ひとりで報告を聞いていた)。
私も結構長く生きてきたつもりですが(笑
これほど政治家の腹がわからないことが過去にあっただろうかと、ちょっと思いつきません。
少なくともこんな化け物級の傑物相手に、格が違い過ぎて岸田氏や石破氏が何かできる筈も無く、先日高市首相が大勝したのも歴史の必然かと思うほどです。
■現在の高市首相はそれこそ”中道的な保守リベラル路線”であり(岸田氏に似た路線)、これに一部保守派から期待と違うなど批判もありますが、政治的には王道でしょう。今極端な事をして国会論戦が荒れるなど無駄な時間を使っている暇はありません(端的に言えば”それどころじゃない”)。
正直に言えば「もっと大事なことを考えていて忙しい」、
そら、現在の世界情勢見ていればどの政治家でもそう思うでしょう。



