(それとは又別途に撮影した時もあるのですがこれは公開時期を逃してしまいまして、)
以前の取材はこちら、
九段下ビルから靖国神社へ(3)
http://kagewari-retour.seesaa.net/article/159286590.html
(上記レポート中に登場しています。)
現在の九段会館は先日の震災時の不幸な事故により営業停止中であり、今後の予定も定かではありません。権利関係がどうなっているのか私も詳しくは無いのですが(九段会館は靖国などと切り離して考えられない部分もあり)戦後その運営は財団法人日本遺族会が行っているのですが、所有権まで移転してないのか、今回の事故から建造物は強固でも大規模な内部造作の見直しが仮に必要なのだとしたら(勿論当時の意匠を温存してとなるでしょうから)『東京駅再開発』規模の話になってしまいます。
この辺は政府なりが間にたって修繕のための融資なり調整するべき建築物だと思うのですが、
まさか所有権が全くの民間に渡り取り壊し再建になってしまうような結論にはならないよう祈ります。(考えてみればこの辺の保守管理というか戦後からの経緯そのものがどこかその手法に考えるべき点があったのかもしれないですね。)
撮影時も(勿論私がカメラポーチからカメラを取り出す時に自分で触ったのでしょうけれど)カメラを取り出すと勝手にスイッチが入り「しっかり撮るように」と言われたような気もしました。

言うまでも無いことですが見事な建築です。



何せ九段会館などの中に入るような機会の無い人間なものですから(営業当時は外部からの来客的に利用できる施設あったのかもしれないですね)、内部の様子を私は知らないのですが外から見ただけでもその威風というか建築当時の物量投入の規模の凄さを感じます。



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